設計事務所ってなあに?−藤沢設計バージョン(2)

(設計料はどの位掛かるのですか?)
建物の種類により多少異なります。基本的には設計監理で建築費の何%(お尋ね下さい)という決め方です。
工場の様に内部の間仕切りが少なく広い空間の物や工事金額の大きい物は当然割安になりますが、住宅の様に工事金額が少なく、間仕切りの多い物は割高になります。
しかしながら住宅の場合、予算のご都合があろうかと思いますので、設計料に関してはご相談下さい。

(住宅メーカー・工務店・ゼネコンではサービスでやってくれるのでは?)
見積に設計料が載っていないので無料なのでは?と思われる方がいらっしゃると思いますが、では誰が設計しているのでしょうか?メーカー等の設計スタッフはただ働きなのでしょうか?建物の基本である設計をサービスでできるでしょうか?もし、2〜3枚の図面だけで、何十年も掛かり住宅ローンを支払う一世一代の大仕事に不安はいだきませんか?我々の事務所では木造住宅でも20〜30枚の図面を描いております。無駄な図面を描いているつもりは無いのですが、この位にはなってしまうのです。

(最近の傾向として)
最近の傾向として住宅規模でも施主の要望に応じて、業者選定に入札を行う物件が増えてきております。
良いか悪いかは別問題として、工事費を少しでも安くと思われている方はオススメです。*設計事務所を通せば設計料位はういてしまいますヨ(笑)

(設計事務所ってどうも堅苦しくて...)
設計事務所に相談するのはチョット堅苦しくて、住宅メーカーの方が気楽だわ。話安いし...確かに設計事務所のスタッフは営業に不慣れでぎこちないけど、建物を販売する為ではなく、良い建物を造る為に一生懸命になります。営業とサービス(お土産など)では負けますが、技術と熱意では負けません。

(最後に)
良い建物を造るには設計事務所だけの力ではどうにもなりません。施主の自分の家は人が作るのではなく自分で造るのだ。という意識をもって設計事務所と共同で力を合わせた時に初めて納得できる良いものが出来ると確信いたします。建築は車の様にカタログで選ぶものではないのです。その土地、そしてあなたには一つのものしか無いはずです。