新しい先生 年少時代1年間お世話になった先生が、出産のために退職されることとなり、年中から担任の先生が変わることになった。せっかく慣れていたのに、新しい先生にはどうだろうか・・・と、母はまたもや心配です。
今度の先生は、活発そうな元気のいい先生。今までの先生とはタイプが違います。
「今度の先生どう?」「うん、だーいすき!!」元気のいい返事でした。

3年間の保育園生活で里絵里紗が卒園するまで一緒だった先生は、お給食を作ってくださる調理員の先生しかいませんでした。実にたくさんの先生方と二人は接してきました。人数の少ない小規模園だったので、小さく固まってしまうことがとても心配でしたが、それはなかったです。
そして初めの頃は担任の先生としかお話出来なかったはずの2人が、自分達から積極的に他の先生方とお話したり、年長の頃にはお手紙を書いて渡したりするようになっていました。
どうやって? 年少の頃、研究授業のようなものが保育園であって、そこで里絵里紗が何気に折っていた折り紙のことが、見学にきていた他園の園長先生などの間で話題になったそうです。確かに年少さんが折るものとしては高度なものでしたが、このことで先生に「お母さんどうやって教えましたか?」と聞かれました。
でも私としては、二人に対して教えたという意識は全くなかったのです。私がたまたま二人のために折ってあげたものを、二人がとても気に入って、一緒に折るようになったのがきっかけでした。でも、細かい部分などはとても子供には難しくて、教えてあげてもまだうまく出来ないからと私が全部折っていました。
ただその手元を二人(特に里紗)はじっと見つめていました。で、いつの間にか自分達で何回も失敗しながら覚えてしまったようです。
他にも先生から「どうやって?」と聞かれたことがいくつかあります。ボタンのかけ方、服のたたみ方、箸の持ち方、しゃべり方(赤ちゃん言葉を使わない)など、でもどれも私が里絵里紗にこれはこうでと教えたわけではないのです。
ボタンやたたみ方や箸は、私がやっているところをじっと見ていて真似をして覚えていったようです。こどもはものまね上手です。
しゃべり方は、とりあえず私が二人が幼い頃からあえて赤ちゃん言葉を使わずに接してきたせいかなと思いました。私はよくよその赤ちゃんには「○○でちゅねー」とか言うけど、なぜだか自分の子供には大人に話す時と同じように話してきました。赤ちゃん言葉で接するのは、二人に対してなんか失礼な気がして。(エーじゃあ他の赤ちゃんには失礼でいいの?って聞かれそうだけど)上手くいえないけど、ちゃんと人間対人間で付き合おうっていう意識が、どっかにあったのかもしれない・・・。
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