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五智如来像。 左から、釈迦如来・阿閦如来・大日如来・宝生如来・阿弥陀如来。 東・阿閦如来、南・宝生如来、中・大日如来、西・阿弥陀如来、北・釈迦如来として 五重塔や三重塔に祀られることが多いそうです。 伊藤さんによると、木喰は密教の教えを説くのではなく、仏像を見て悟る様にしたものだそうです。 伊藤さんは、全国の木喰会もやっておられるとかで、 二階には調査の結果の資料がびっしりと壁に張られていました。 伊藤さんの熱き語りは続きますが、ついに時間切れ、 残念ながら説明の途中でお暇することになりました。 最後は、甲斐犬のポチ(名前はわかりません)君に見送られてお別れです。 ポチ君は、さきほどまで猿を追いかけていたとか、しかしとても人なつっこいワン君でした。 記念館のちょっと先を上る道は、四国堂に続く道の様でしたが、 こちらの見学も時間切れ、お昼時を過ぎたので急いで次の目的地に移動します。
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山梨県立博物館:甲斐の国のたからもの展 |
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午後からは、県立博物館でちょうど甲斐の国の宝物展をやっており、 そこでも木喰上人の仏像が見られると言う事でやってきました。 昼食は、遅くなりましたが博物館のレストランでいただくことになりました。 十六穀米のハヤシライスが人気でした。 食事の後は、学芸員さんの案内での見学となりました。 最初は中庭の説明をしていただきました。 庭は山梨県をイメージして造られたものだそうで、周辺の南アルプスの山並み、 中央の台は甲府盆地を現しているのだそうです。 (関根伸夫氏設計・余白の台座) 時間も無くなっておりましたが、学芸員さんの流暢な説明と、 ご推薦の場所を優先して案内していただき、詳しい説明もしていただくことができました。 次にやってきたのは、エントランスの「山梨の舞台」です。 衛星写真を元に作成されたそうで、山梨県を上空から見下ろす気分が味わえました。 高遠の塩は、鰍沢の塩が行っていた様で、塩気のたりない事を鰍沢が遠いと言ったそうです。 写真撮影はここまで、お宝の紹介は出来ませんが、企画展示室での甲斐の国の宝物展では、 新しく文化財に指定されたものを集めて展示してあるそうです。 国指定重要文化財・久遠寺・釈迦八相図他、県指定文化財・三十九点が展示されていました。 信仰の足跡ブースに見えるのは、東禅寺の釈迦如来坐像で、 禅宗ではこのように髪飾りをした如来様もおるそうです。(鎌倉時代) 木喰仏は、不動明王立像、千手観音像の二体がありました。 千手観音像の方は、四国堂に有ったものだそうです。 常設館の方にもう一体、弘法大師像が有りました。 その他、常設館では、初代・歌川広重の「東都名所・目黒不動之瀧」という甲府道祖神祭幕絵もありました。 見終わる頃には、雲行きもちょっとおかしくなってきました。 前庭は、富士川の風景だそうです。 また周りには、山梨県の植物数百点が植えられているそうです。 諏訪に着く頃には、道も多少ぬれはじめましたが、順調に帰宅できました。 到着したマリオさんには、会員の方々の共同制作になる、つるし雛も飾られて、 26日のつるし雛まつりを待っていました。
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