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第八十二回自然と歴史探訪[木曽赤沢森林鉄道を訪ねて] |
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木曽赤沢美林:森林鉄道 |
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今日の天気予報は曇り。 出発の時からちょっと怪しげな雲行きでしたが、贄川を過ぎるあたりから本降りとなってきました。 バスは上松町の笹原で、19号線と別れ十王橋のループ橋を渡って赤沢へと向かいます。 このあたりまで来ると、さすがマリオ天気、雨も小降りになってきました。 途中赤沢に向かう川では、渓流釣りをする人も見られ、上流の自然の豊かさがしのばれます。 川ぞいの所々細くなる道を行くと、やがて有料駐車場のゲートが見えてきます。 かなり広い駐車場ですが、今日は、夏休みと紅葉の中間の時期の平日のせいか、駐車場もまだ空いていました。 それでも、大型バスも時々やって来るのが見られました。 木曽の森林鉄道は国鉄中央線が明治43年に上松町まで開通したことにより、 木材運搬の道が開けたということで、木曽の森林鉄道の建設が一気に広まったのだそうです。
森林鉄道の乗り場へ向かいます。 途中にあった木曽五木。 左から、ヒノキ・コウヤマキ・アスナロ・ネズコ・サワラ。 木曽の森林鉄道は、大正5年完成した小川入森林鉄道(植松・上松―小川入・赤沢)が最初だそうで、 翌大正6年には、日本の森林鉄道の最後となつた、 王滝森林鉄道(上松―本谷間40数km)が着工されたのだそうです。 しかし、昭和になって自動車輸送に変わり、昭和50年に廃止となったそうです。 現在の記念館―丸山渡間1.1kmの鉄道は当時をしのび、昭和62年に観光鉄道として再開されたものだそうです。 出発前に、駅に隣接する、鉄道記念館を訪ねます。 当時活躍した、アメリカ製のボールドウイン社の蒸気機関車が展示されていました。 燃料が、石炭の時は煙突はもっとスマートだったそうですが、木材に変わってからは、 火の子をおさえるため現在の大きな形になったのだそうです。
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