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前山寺は弘法大師・空海により開かれたお寺だそうで、

鎌倉時代には塩田北条氏の祈願所として栄えたお寺だそうです。  

ここは、塩田城の鬼門の守りでもあったそうです。  

本堂の屋根にはね「本」の文字が入っていましたが、

先生によるとこれは「水」が良いのではと言っておられました。 

 このお寺のご本尊は大日如来だそうです。 

重要文化財の三重塔(室町時代の初期の作だそうです。) 、未完成の完成の塔と言われるそうです。

  桔梗の紋を元に末寺を増やして、浄財をつのったが資金が続かなかったのか、

建築は未完成のままですが、素朴で味わいのある塔です。 

  眺めの良い所で、前回ここで習った相輪のおさらいです。

(上から、宝珠、竜車、水煙、九輪、請花、伏蜂、露盤だそうです。)   

  長野県には、五重の塔は無いそうで、唯一有ったのが諏訪の神宮寺だそうですが、

残念ながら廃仏毀釈により取り壊されたそうです。

   

三重の塔には、木造の如来像が祀られているそうです。 

 四っの扉の上にある名前からみると、どうやら祀られているのは五智如来

(中央・大日如来(法界体性智)、北・不空成就如来(釈迦如来)(成所作智)

西・阿弥陀如来(妙観察智)、南・寶生如来(平等性智)、東・阿閦如来(大円鏡智))の様です。

   
   
山門の脇にある六地蔵の灯篭。

帰りは、先生に花の名前を教わりながら参道を下ります。
   
スズメノヤリ。 大名行列の毛槍だそうです。  カスマグサ。

大きさが、カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間ぐらいなので、カスマだそうです。
   
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