「甲府の宿 PartT」
私はひとり旅の際、必ず旅行前日に出発する。少しでも早く現地に到着できるよう、 その旅先から最も交通の便がいい場所に一泊しておくか、直接夜行列車を使って現地 入りするのである。ところが、静岡に旅行をしたときに、まさかこんな悪夢に遭遇するとは 夢にも思わなかったのである・・・。 |
当初の計画は、前日のうちに静岡市か清水市まで一気に行ってしまおうというものだった。
そのためには、諏訪から甲府を経由して身延線に乗らなければならない。
私は常に計画は万全に立てる方であったが、
このときの旅だけはほんの数日前に思いつきで計画したところだった。
状況 |
ひとりごと |
最終のあずさ号に乗る |
いよいよ出発だな |
ただ今の時刻8時過ぎ |
え〜っと、静岡は何時になるかな? |
時刻表を開く |
身延線・・・あった |
静岡方面行き最終は8時 |
え?あれ?甲府は何時着だっけ? |
甲府着9時過ぎと確認 |
乗れない・・・行かれない |
なぜ、こんなことになったのか?それは単なる勘違いだっただけのこと・・・ かくして、私は急きょ、甲府で宿を取らなければならなくなったのである