第28章「バブイルの巨人」
A.「整理」
main character:ろう・ふぁみりあ
location:いんたーみっしょん
「はいどーも、ティナ=ブランフォードでーすっ☆」
ろう・ふぁみりあです。
「えっと、今回のインターミッションのテーマはズバリ、魔大戦について! 前章で知らされたごちゃっとした設定を、綺麗にまとめちゃうぞっ♪」
な、なんかテンション無駄に高いッスね・・・。
では “こちら” を参照してください。「・・・なにこれ?」
3/27の更新履歴。
いや拍手コメントでざっくりまとめてくれた方が居たので。「うわほんとだ!? ていうかコメント長ッ!?」
そういうわけで今日はここまで。お疲れ様でした〜。
「・・・って、終わらすなああああああっ!」
終わらせたっていいじゃないですか。テーマは完了出来ましたし。
「良くない! 数少ないあたしの出番なんだからっ!」
・・・あ、そういえば前章の座談会に呼ぶの忘れてましたね。
もしかして、だからテンション高かったんですか?「そーよ! その通りよ! 本編に出られない以上、こう言うところで出番を稼ぐしかないんだから! というわけで、もうちょっと真面目にやることを所望します!」
んー・・・・・・じゃあ、とりあえず時系列にまとめてみますか。
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1.4000年くらい前
ザナルカンドなど、栄華を極めた古代文明が衰退し始める頃。
地球はもう駄目だと見切りを付けて、一部の人間が宇宙へ脱出。
これが、後の “セトラの民(月の民)” 。
2.2000年くらい前
結局、移住先も駄目になったので月の民は地球に帰還。
しかし地上では色々あって以前に比べて文明が衰退。
高度な技術力を持つ月の民は、 ”地上を見守る者” と “地上へ帰化する者” の二つに分かれる。
地上に帰化した者たちは、その技術力で地上を発展させるが、それが原因で世界大戦―――魔大戦を引き起こす。大戦は何十年と続き、地上を蹂躙し、世界を傷つけていく。
やがて世界は光と闇のパラディンを生み出し、人類と世界の命運をその二人に託すこととなる。闇のパラディンにして、地上に帰化していた月の民であったクルーヤは、同じ地上組であるフースーヤやゼムスと共に、魔大戦の元となった力を封じることを決めた。バブイルの巨人などの兵器を月に封印し、魔大陸を海へと沈めた(わずかな一部は残ってしまったが)。さらに魔法の中でも最も強力な究極魔法アルテマを、バブイルの巨人を運用するために作られたバブイルの塔へと封印した。
一方、光のパラディン・ザインは、世界を守るために魔大戦を引き起こした人類を地上ごと封印することを決めた。それを知ったクルーヤは、ザインと対立し、止めようとするが、 “世界” がザインに与えた聖剣ライトブリンガーに敵わず、結局、世界は封印されることなる。
クルーヤはフースーヤやゼムスと協力し、辛うじて一部の人間を、残っていた魔大陸の一部へと移住させた。
その折にセシリアや闇のクリスタルの戦士達と出会い、共にザインを止めるために協力する。この時に、クルーヤとセシリアは結ばれることとなる。ザインを倒し、世界の封印を解くため、聖剣ライトブリンガーに対抗すべく、セシリアは異界の術法を用いてその身を最強の暗黒剣・デスブリンガーへと変化させる。
その後、クリスタルタワーの戦いでクルーヤが暴走。デスブリンガーの闇とライトブリンガーの光が激突し、そのせいで空間が歪み、次元の狭間への穴が開かれる。そこにゴルベーザとセシルは呑み込まれ、二人は2000年後の世界へと跳ぶことになる―――それと入れ替わりに、次元の狭間から暗黒の雲が出現。ザインとクリスタルの戦士達が撃退することに成功するが、この戦いでザインは死亡、デスブリンガーも何処かに失われてしまう。暗闇の雲を撃退した後、闇のクリスタルの戦士が人柱となり、不安定だった空間を安定させる。
光のクリスタルの戦士達は魔大陸―――浮遊大陸へと移り住み、フースーヤとゼムスは幻の月へ昇り、かつての同胞達と共に、それぞれ封印された地上を見守ることとなった。
3.1000年くらい前
浮遊大陸にて新たな光のクリスタルの戦士達が生まれ、世界の封印が解かれる。
その時に、暗闇の雲の出現のどさくさで失われていたデスブリンガーの在処が判明。密かにセシリアのことを愛していたゼムスは、それを知って暴走。月に眠る同胞達の肉体を滅ぼして月を掌握し、クルーヤが封印した兵器を使って地上を全て焼尽くし、デスブリンガーを得ようとするが、唯一生き延びたフースーヤによって阻まれる。その後、フースーヤはバハムートの助力を得て、メテオやフレアなどの強力な魔法や、バハムートやリヴァイアサンなどの強力な幻獣が地上で使われないように封印。地上と月を結ぶ道であるバブイルの塔の鍵であるクリスタルを地上の人間や、地底のドワーフ達に託し、自身は再び月へと戻った。
4.現在
幻の月に封印されていたゼムスが、ゴルベーザの存在に気がついて邪悪な思念で操る。
操られたゴルベーザは、月で封じられているゼムスを解放するため、クリスタルを集め、バブイルの塔を起動させようとする。
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・・・と、まあこんな感じ?
「アルテマって、他の魔法と一緒に封印されたワケじゃないんだ」
最初は一緒のつもりだったんですが、そうするとちょいと矛盾が。
「矛盾?」
ぶっちゃけFF1〜3はロクにやってないんで良く知らないんですが、FF2ではミンウさんが封印破ってアルテマを手に入れるんですよね? そうなるとFF2のエピソード前にアルテマは封印されてなければならないんですが、逆にリヴァイアさんはFF2では絶賛活動中なわけで。
ただ、クルーヤさんが封印したとなると、ミンウさん達の感覚では、長くても十数年でその封印が解かれることになるんですよね。どんしたもんかなと。
「だいたい、FF3では幻獣王様、封印されてるみたいだしね」
それを言ったら、世界が封印(水没)していたのも、原作じゃザンデさんが原因ですし。
まあ、どうせ書くつもりはない時代の設定だから、あまり深く考えなくても良いっちゃあ良いんですが。何にせよ、FF4IFで重要なポイントは。
1.デスブリンガーはセシリア(セシルの母)が変化した剣。
2.クルーヤはデスブリンガーを持って戦ったが、最終的には闇の力を抑えきれずに暴走。
3.ゼムスはセシリアに恋い焦がれ、デスブリンガーを求めていた。
後々、FF5IFで重要な設定も幾つかありますが、FF4IFではこの3つくらい?
「少なッ。この三点をいうためだけに、いままでダラダラゴチャゴチャと無駄に書いてたの!?」
無駄って言わないでください!
・・・まあ、自分でも思わないでもないけど。「やっぱり無駄じゃん」
うっ・・・。
ていうか、最初にスパっと終わらせようとしたら、終わらせてくれなかったのティナさんだった気がするんですが・・・。「あ」
“あ” って言った! 今、 “あ” って―――
ライオットソード
ぎええええええええええっ!?
「はい。なんか使い魔が天罰という名の不慮の事故で串刺しになってしまったので今回はこれまで! みんな、次のあたしの出番を楽しみに待っててネ☆」
い・・・いや、これって天罰でも事故でもなくて、明らかに人災―――
「・・・もう一発喰らいたい?」
てっ、天罰でしたっ!
「よろしい。それでは使い魔も納得したところで、終わりにしましょう。お疲れ〜」
・・・・・・オツカレサマデシタ。