ケンジントン界隈
2012/05/16
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正面玄関のオラニエ公ウイリアム三世像
余談だが、1997年9月5日、ウエストミンスター寺院での葬儀の前日、やっと許されて、ダイアナ妃の柩はこの正門を入り、ケンジントン宮殿に帰ってきた。彼女が二人の王子を生んで育てた思い出深い宮殿なのだ。
ホテルの近くには、スーパーのガーバーズやマークス・アンド・スペンサーがありますから、買物にも問題はありませんし、それにホテルの食事は素晴らしく美味しいから、女性にも好まれるホテルと言えそうですね。
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ヴィクトリア女王像。銘板には「ヴィクトリア女王はここで生まれ、即位するまでここに住んだ」と書いてある。
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ケンジントン・ハイ・ストリートから覗いたケンジントン・パレス・ガーデンズ。この門を徒歩で入るとすぐ左側がイスラエル大使館で、ものものしく警備されています。この通りの右側はケンジントン・パレスで、左側は各国の大使館です。
なお、ケンジントン・パレス・ガーデンズの通りは公道なのだけれども、宮殿の前だし、大使館が林立している所為でしょう。両端のKensington High StreetとBayswater Roadには検問所があって、見張られているし、通り全体が撮影禁止になっています。Googleのストリート・ヴィユーでもこの一帯を観察することが出来ません。
エレファント・パブもいかにもブリティッシュで素敵だし、この一帯の家々の高級感が散歩する人間の感性に強く訴えかけるものがあります。
写真:Gordon Place, Kensington。
セント・メアリ・アボッツ教会St.Mary Abbots Churchは歴史のある教会で、ケンジントン宮殿内に教会がないから、(私の想像ですが)、ヴィクトリア女王もダイアナ妃もこの教会でお詣りをされたのでしょう。
私は朝の散歩では、ホテル前からケンジントン・ハイ・ストリートを通り、セント・メアリ・アボッツ教会の正面の小道に出て、ホランド・ストリートを西に歩き、エレファント・キャッスルという名前のパブ付近をうろうろして写真を撮り、東に引き返し、狭い道をルーマニア大使館横に抜けて、ケンジントン・パレス・ガーデンズの通りに出ました。
画像:地球の歩き方「ロンドン」’12〜’13
株式会社ダイヤモンド・ビッグ社 2012
今回旅行にくるまでケンジントンなどというところはまったく知らなかった。昔、ドイツ駐在中にロンドンにくる機会があって、ケンジントン・ヒルトンに何度か泊まったのだが、シティにある会社とホテルの間をタクシーで移動するだけで、ケンジントン周辺を歩き回ることは一度もなかった。
近所一帯に品格があって私は好きですね。
では皆様、ご機嫌よう。
散歩のコースとしては、ラウンド・ポンドに出て、ケンジントン宮殿の東面でヴィクトリア女王像と対面し、さらに南側に回り込んで正面玄関でオラニエ公ウイリアム三世と対面してからホテルに帰ることになります。
ケンジントン・パレス・ガーデンズをいったんBayswater Rd.に抜けて、数百メートル東に歩き、ブロード・ウオークThe Broad Walkからケンジントン公園に入ると、ジョッギングの人たちで活気に溢れています。
もう少し詳しい地図は右である。
画像:Google。一部改変
写真:ラウンド・ポンド
写真:The Elephant & Castle
写真:セント・メアリ・アボッツ教会
今回宿泊したロイヤル・ガーデン・ホテルはどういう経緯があったのであろうか、ケンジントン公園の一角ともいえるような特別の場所にあって、10階の中華レストランから眺めると、ケンジントン宮殿のお隣という感じの素晴らしい立地であった。
このホテルの立地を地図で確認すると、下のような感じとなり、ケンジントン宮殿からものの5分も歩けばロイヤル・ガーデンホテルに到着してしまう。