どちらにしても随分流行っていて人気があり儲かっている雰囲気で、規律があり、とても良い印象をうけました。身体にはたっぷり硫黄の匂いが残りました。満足、満足。これで極楽に行けます。


 では皆様、ご機嫌よう。

写真:垂玉温泉滝の湯。このアングルでは見えない
      が、左上手に滝がある。

 この地獄温泉をちょっと降りて行ったところに垂玉(たるたま)温泉がある。

 ここの名物温泉は滝が眺められる「滝の湯」なのだが、門が開いていたので入り込み撮ってきた写真がこれ。

写真:新湯の湯船。半露天。

写真:露天風呂。早朝に一緒に入っていたのは自炊客の連れ3人でした。

 浴室は元湯と呼ばれる古い浴室を除
くとすべて別棟で私達は、サンダルに
履き替えて外にでなければ、辿り着け
ません。

 勿論、目的は「雀の湯」であります。
青白い色をしている綺麗な温泉で、浴
槽は大きな木材でいくつもに仕切られ
ている。
液面だけ仕切られているので
す。

 この「雀の湯」を除くと、あとはす
べて濁り湯だが、白くはない。新湯、
露天風呂、女性用の仇討ちの(露天)
風呂など。

 私の泊まる新館は、だから、それら
の湯治客と区別するために、「一泊二
食棟」とカテゴライズされています。

 それでいて、湯治宿特有の汚さがな
く、管理運営がとてもうまくいってい
る旅籠という感じでした。

 絶好の快晴だったが、寒波が来ており、手がかじかむ寒さであった。はるか下にエメラルド色の水を湛えた火口湖が見えるのだが、火口の噴気が風で吹き飛ばされ、で見えたり見えなかったり。素晴らしい風景だった。日本にこれだけの雄大な風景はあまりないと思う。

 黒川温泉を1時に出発して、やまなみハイウエイに乗り、阿蘇山の外輪山を越え、城山展望台で写真を撮り、阿蘇神社の横を抜け、阿蘇駅の横から阿蘇パノラマラインで登山した。実に52年振りの阿蘇登山である。草千里の旧火口を眺め、車に乗ったまま火口横に到着した。

写真:展望台から見下ろす阿蘇山火口

写真:草千里から眺める阿蘇山火口

 ここから地獄温泉までいくには阿蘇パノラマライン(吉田線)で走り、途中で牧場のなかを走る近道があるはずなのだが、どういうわけかその近道が閉鎖されていました。だから一旦山を下り、325号線で迂回してまた山登りして、それでも午後3時には地獄温泉に到着しました。

ナビがあってとっても楽でした。

 到着してこの温泉旅館を観察するに、この旅館はとても変わっていることに気づきました。この旅館は旅館ではなくて、湯治宿なのです。自炊客が湯治を行なうことを目的として建てられた温泉保養所の雰囲気です。

写真:火口観光のお土産は硫黄の塊。新聞紙で包んで燃やし、もぐらの穴に突っ込むとモグラが退治できる、という前時代的アドバイスがありました。毒ガス作戦です。勿論、買いましたよ。

地 獄 温 泉 清 風 荘

                    2009/11/18~19

写真:雀の湯

写真:火口湖