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13. Canon triplex a 6
第3カノンに新たに2つの旋律を加え、3重カノンとしています。
3重カノンの作例は極めて稀で、バッハの作品の中でも唯一のものです。
楽譜の3つの旋律には、それぞれマークがついています。
第5カノンと同様に、この曲は第3音（ｂ）を軸とした反行カノンとして
解決されます。後続声部を青い音符で示しました。
この曲は、晩年のバッハが楽譜を差し出したポーズの
有名な肖像画に描かれた、あの手に持つ楽譜の原曲です。
肖像画では、一番上の声部が以下のようにアレンジされています。
肖像画に描かれたこの曲は、1974年に「種々のカノン」が
発見されるまでは単独の作品と考えられていたため、
BWV1076の番号が付けられています。
Verschiedene Canones 閲覧室1 閲覧室2
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