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3. Beede vorigen Canones zugleich, motu recto e contrario
正置形と反行形、前の2つのカノン旋律を同時に


定旋律による反行カノンです。この定旋律に反行カノンを
見出したのもBachがはじめてであるといわれています。
楽譜には次のように2つの音部記号とマークが記載されています。



最初に記されたハ音記号は、後続声部の音高を示しています。
上下転回して読まなければなりません。
次に記されたヘ音記号は先行声部の音高です。
また、3小節目に記されたセーニョに似た記号は
後続声部が開始する位置を示しています。
以上の記号に従い、このカノンは以下のように解決されます。



この定旋律による反行カノンは、第5カノン第13カノンにも登場します。

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