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実験3

Canon per Augmentationem を4倍に拡大。

Canon per Augmentationemでは、後続する声部が
先行する声部を転回、2倍に拡大して模倣しています。
では、この後続する声部に続いて、
さらに転回・拡大した旋律をあわせてみたらどうなるでしょう?

という、またしてもくだらない思いつきの結果がこちらのBGMです。
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当初、ほんのくだらない思いつきのつもりだったのです。
ところが、思いもかけない事態が生じました。
4倍に拡大した旋律と元の旋律の音が一致する箇所があるのです。



上の楽譜は4倍に拡大した旋律が始まる部分です。
楽譜上段に青く示した音符が、
楽譜下段と同じものであることがわかります。

一致はこれだけではありません。
下の楽譜の21小節などは、4分音符までぴったり一致しています。



また下の楽譜も、多少ずれてはいますが、
同じ音符をなぞっているかのようです。



以上のほかにも何箇所か旋律の一致を見ることができます。
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まさか、このような事態に陥るとは・・・
もちろん、同じ旋律への対旋律である以上偶然性は否めません。
それにしても・・・まさか、ねぇ?

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