特集  お筒粥の神事  諏訪大社の七不思議の一つ
正月十四日夕から十五日早朝 にかけて 諏訪大社 下社春宮 筒粥殿にて斉行さ                      れました。 農耕・狩猟 の神として崇められる諏訪大社の神事の一つで、米5合・小豆3合と 切り揃えた 葦の筒 44本 の束を 大釜に入れて一晩中 粥を炊き 翌朝未明に葦の筒を割り、中に入っている粥の多寡の状態で 今年の43種類の農作と、世の中の豊凶を占う。 その神占の正確さは「誤り無し」と、古くから農民の信頼を受けて来ました。 今年は、世の中」=三分八厘(九厘に限りなく近かったと言わる。(満点は5分) なので76〜77パーセント。  やや希望がもてそう な世情だと言う。 農作物 は何時もの年と比べて、下の下が多く、天候不順を予測している。            
諏訪 大社筒粥目録
平成十五十五
14日 午後4時 準備はじまる。 僅か一坪の社殿
八人の神官が車座に
祓えの儀 2    
 暗闇の中を参進 午後八時 対揖の後
祓えの儀 1 先ず粥殿
供物 宮司 神官 参列者の順に
宮司 筒・米・小豆を授く
筒粥殿へ参入
 切火により点火  20分位
参詣?殆どが報道陣
ようやく着火
大祓詞 十回繰り返し 約二時間
宮司 退下(タイゲ)
沸騰 始まる
焦げ付かぬ様攪拌
火の番 交替     宿直?
   ドロドロな 小豆粥    11時頃煮え具合により火を弱める
神前に筒粥を献ずる翌朝四時
祢宜 宮司に判定を仰ぐ  TV照明一斉に
宮司託宣を告げる 権祢宜代読
託宣目録 を待つ氏子
筒を割った中味
内容を再点検する祢宜
明け初むる午前六時
釜に入れる 芦筒
44本の束