諏 訪 大 社 一 月 の 行 事
平成十五年        歳 旦 祭  
元旦 午前四時から斉行される。 厳寒!!    
伶人3名が奏でる、簫(ショウ)篳篥(ヒチリキ)(縦笛)・ 龍笛          (リュウテキ)(横笛) 雅楽の音が流れる中 静寂・荘厳 な雰囲気が漂い、身が引き締まる思いがして、年の始まりにふさわしい祭りであるが、一年間を通じて最も辛い祭事である    斎庭(ユニワ)の中で行われる神事は撮影厳禁。TVの取材も神事直前まで。宝殿の「遠方撮影」だけ特別許可。
   荘 厳     宝殿(ホウデン)の灯り
    午前3時半   若者の集団が賑やかに参拝
  午前3時15分     人影も見えない境内に 焚き火が赤々と
   雪の降る中            突然裸になってコレも  神賑わい
 三  日
元 始 祭
天皇自ら祭主となって行われる、天孫降臨を祝う 天皇家 の祭り。昔は全国で行われていたが、今では 旧国幣・官幣大社 級のお宮だけが行っている。
   正月三ケ日         社頭の賑わい
お札を受けて
お神籤引いて   今年の運勢は?
十  日 (暮〜随時 数回)
お 焚 き 上 げ
年末から新年にかけて、古いお神札・破魔矢・ダルマ・等 縁起飾り物をお宮に納める。 祓え詞を唱えながら、清浄焼却する神事で、納札所が一杯になると随時行われる。                 緑 鮮やかな神官(出仕)の衣装。
納 札 所
祝 詞 奏 上
祓 詞 と と も に
十 四 日  午後八時 〜 十 五 日 午前四時まで
 筒 粥 の 神 事
御託宣=世の中 三分八厘 ×2=76パーセント (五分が満点)
葦の茎 44本を 切り揃え、米五合と 小豆三合 の粥を 一晩中煮立て、筒の中に入った粥の量で、今年の農作物 43 種類の豊凶と、世の中の景気を占う神事。  今年は「天候やや不順」 との ご託宣。   昔から 「確率の高い神占い」 として、農民の信頼が厚い。
十 五 日
新 年 祈 請 祭
祈願を申し込んだ氏子の、厄除け・家内安全・無病息災・など災厄を祓い、商売繁盛・合格祈願 その他一年間の諸々の願いを込める、小正月の伝統行事である。 巫女による、悠久の舞が奉納される。  
神 事 前 の 対 揖 (挨拶)
 悠 久 の 舞  紀元2600年記念として作られた神楽
神 楽 殿 へ    参 殿 前 に
蟇 目 鳴 弦 の 儀 (ヒキメ、メイゲンのギ)
東西南北 四方に向かって弓の弦を鳴らし 悪霊を追い払う儀式で、最後に鏑矢を恵方に向かい放つ。この矢は幸運を呼ぶと言われ、参詣者間の 争奪が激しい。 蟇目とは、鏑矢の木製の「鏃」(ヤジリ)部分に穴を空け、音を発して敵を威嚇する。 その穴が、ヒキ蛙の目に似ているので、こう呼ばれる   拾った人には 神社から記念品として、宮司揮毫の掛軸が渡される。 
南東・南西の順に
北西・東北の順
 恵方に向かって                          鏑矢を放つ
十 九 日
(12日)には 諏訪湖が全面結氷し、15日には 五年振りに 諏訪大社                           七不思議 の一つ御神渡りが見られ、八剣神社による御神渡り拝観式           が 斎行 されました。 此の模様も特集でご覧下さい。
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