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ホリスティックな手技による自然療法

薬害や医療過誤が何かと問題になっている現代ですが、このことはすでに古代ヘレニズムの時代から危惧されていました。

”医学の父”と言われるヒポクラテスは、紀元前400年ごろ、教鞭をとっていたアレキサンドリア医学校で、生徒に次のように話しています。

「人体は、疾病に対して自然に回復する。医師はその回復する自然の力を補佐するのが天命である。今までの医学は、薬で病気を治せると思っていた。
症状は治せても、病気の原因は治せない。
病気の原因は何かを見つけることが将来の医学の道である」。

彼はまた、病気の発生と椎骨とのかかわりに最初に着眼した人でもあります。

その後、彼の医療哲学はさまざまな形で受け継がれていきました。
そして19世紀後半、アメリカの治療者ＤＤパーマーが発見した治療法がカイロプラクティック＊と名付けられて確立されました。

＊【カイロプラクティック】
　　語源は、ギリシャ語のカイロ（Chiro=手）とプラクティコス（Praktikos=実施）の
　　合成語で、「手で行う医療」という意味になります。

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自然治癒力を高めて病気を治す

カイロプラクティックは、人が生まれ持った自然治癒力を100％働かせることによって病気を治すという、自然の法則に沿った療法です。

人の体は椎骨の変位により神経圧迫を起こすと、脳からの神経伝達力が弱まり、神経エネルギーである自然治癒力が低下して色々な病気が発生します。

そこで、変位した椎骨を正常な位置に戻すことで、脳からの神経伝達をスムーズにし、自然治癒力を高めて病気を治すという理にかなった治療法です。

骨を矯正することで病気が治るのではなく、矯正により自分自身の治癒力が発揮されて治るのです。

極論すると、常に神経伝達力が100％の状態であれば、この治癒力は最大限に働き、健康な身体が維持できるということになります。

参考文献：パーマー系　カイロプラクティック　

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