■マスターシステム風、ゲームギア製作への道のり


上記はバックライトLED化に成功したゲームギア2台
大画面テレビでゲームギアのゲームを実機で
遊んでみたいので(パソコンでのエミュは不可)
マスターシステム/マーク3のような
普通のテレビに接続出来る
据置型ゲーム機本体を作ってみることにしました。

←電解コンデンサを交換して問題なく
動作するようになったゲームギア(修理工程はコチラ)

 

今回はバックライトLED化していない
ゲームギアを改造します。

友人も同じモノが欲しいとのことなので、
同時に2台のゲームギアを改造をすることに・・・

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▼マスターシステムっぽいゲームギアのケース製作▼

今回の改造で一番の目当てがマスターシステムのようなデザインでゲームギアを据置型ゲーム機に変更することでした。


A4用紙に適当に書いたマスターシステム風のケースデザイン

試しに「ROBO Master」ソフトを使って立体的なケースを作ってみます。


ペーパークラフト用紙で立体的なケースにして改善点を探します。

ケース素材をFRPに決定したので厚みや角度を計算して
綺麗にケースっぽくなるように寸法を書き足しました。

▼ゲームギア基盤からカードエッジを取外し▼

ケース製作に、どうしてもカードエッジ(ゲームカセットを刺す部分)が先に欲しいのでゲームギア基板から取外しをします。


45pinのカードエッジが綺麗に半田付けされて、左右リベット止めされています。

電動の半田吸取り機を使って綺麗に取外し完了!!

▼マスターシステムっぽいゲームギアのケース製作の続き▼


今回用意したのは1.2mm程度のFRP板です。

PCBカッターでダイヤモンド刃を使って寸法通りにカットします。


こんな感じに底板用の板のカットが出来上がり(2台分)

お気に入り接着剤「アロンアルファ 耐衝撃 EXTRA」を使って
底板を合体させる作業をします。


底板の前面はマスターシステム風に斜めにカットしてます。

ゲームギアから取外したカードエッジを試しに取付けして位置確認します。

底板がそれなりに完成したことで、
上部ケースで蓋をした時に、
ゲームカセットのラベルが見える丁度良い
高さを調べて加工を再開しました。

←同じFRP板を使って上部のケースを
PCBカッターで直線的にカットした後です。


斜めにカットする部分が多いです。

展開図と同じような形状のFRPが9枚出来上がりました。

マスキングテープを使ってケースを仮組み立てしてみます。


底板と合体させるとこんな感じです。ケースっぽくなってきました。
まだ、角の部分をカットしていないので、予定より大きい箱になっています。

横からみるとマスターシステム風デザインですねぇ〜

▼ゲームギア基盤から不要な部品を取外し▼

ケース製作と同時進行でゲームギア基板側の加工もします。


バックライト用の部品は不要なので取外します。

当然バックライトも不要なので取外し

部品を取外ししたら、スッキリしてしまったゲームギアのメイン基板。


液晶パネルも取外しします。

半田ゴテを使って1本づつコツコツと取り除きます。

取外した液晶パネルの再利用の予定は無しです。


前面パネルは電源スイッチとコントローラー端子のみ
上面ケースの穴あけ加工をする為に、
電源スイッチやコントローラー端子などを
底板とゲームギア基盤に仮取付けして
高さや位置を確認中〜

当初、ゲームギアと同様の
ヘッドフォン端子と音量(ボリウム)も
取付け予定でしたが、実際には使わないだろうと
判断して実装はしないことに決定しました。

この続きは「マスターシステム風、ゲームギア製作への道のり2」で紹介します。

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