■中国製・レーザー加工機を購入〜設置まで **** 2015年11月に売却しました。 ****
中国製のレーザー加工機が安く入手出来るものの、性能や使い勝手はどうなのか疑問だったりします。が、
低価格に釣られて実際に購入してしまいました。
中国から木箱とダンボールの2梱包で届きました。 |
木箱を開けると待望のレーザー加工機がお目見えです。 |
注文してから到着まで12日程度でした。木箱から本体を取出した後の発泡スチロールと釘が沢山刺さった木材処分は意外と困りました。
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■付属品はこんな感じ■
USBケーブルや収納ケース、取説、USBキーなど |
何故かブランクディスクで中身は空っぽでした。 |
新品とは思えないくらい汚れた取扱説明書が同梱 |
レーザー管の冷却用水中ポンプ(AC220V用) |
プラスチック製の排気用排煙ファン(AC220V用) |
排気用ホース(潰されて同梱されていました) |
金属製の排気用排煙ファン(AC220V用) |
排気用のアルミホースx2本 |
エアープロー用 (AC220V用) |
排気用の排煙ファンが2個と、排気用のホースが2種類同梱されていましたが、日本の100Vには金属製のファンを使用するようです。
(プラスチック製の排煙ファンと水色の排気用ホースが同梱されているものの、日本では単なる不用品です)
レーザー加工機本体と水中ポンプはそのまま、日本(AC100V)でも利用できるとのことですが・・・ どうなんでしょう。
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▼レーザー加工機を設置しようと思ったら▼
本体を持ち上げるごとに「コロコロ〜」っと音がします。ネジが転がっているような感じだったので使用する前に内部チェックします。
ネジ、ナット、ワッシャーが見つかりました。 |
所々のネジ山がボロボロになっています。 |
間違って穴あけしたような部分も・・・ |
ケース内に落っこちていたネジとナットは取れていた部分を見つけ取付完了。(ワッシャーは取付け場所は未だ不明)
輸送中に緩んだのか不明ですが、殆どのネジが緩んでいたのでネジを締めなおししました。
重要なレーザー管は割れたり壊れたりしていないようです。 |
電源と制御基板も大丈夫でした。 |
メーカーで動作チェックしたからなのか 新古品なのか不明ですが、 塗装に細かくキズがあったり、 レーザー加工台のアルミ素材には テープの剥がしたベトベトな跡や、 雑な加工やネジ止めが目立っていました。 あと、冷却用のホースに水が残っていて まぁ、それでも価格が安いので |
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操作パネルは中国語で読めないですが、意味は解りそうです。 |
一番左側の押しボタンスイッチは未使用でした。(裏側) |
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▼レーザー加工編集ソフト「WinsealXP」▼
サンプルデータがありますが日本向けではないですねぇ〜 |
レーザー加工機の付属ソフト 「WinsealXP 2012」
このソフトは英語、中国語には対応していますが、 中国語は全然読めないので英語に設定してみましたが、 何とかならないかとインストールしたフォルダ内を見ていたら |
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こつこつと日本語化に・・・
中国語だと細かい設定項目は理解不能です。 |
英語でも専門用語は全然意味が理解できません |
やっぱり日本語になると使いやすくなります。 |
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中国語、読めません |
英語にしても、ちょっと無理 |
慣れ親しんだ日本語 |
コツコツと英語と中国語を翻訳して 自分が理解出来る日本語に変更してみました。 設定ファイル(Japanese.ini)を見ているだけでは、 後々、表示されているメッセージや文字で |
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▼レーザー加工機操作パネルの日本語化▼
やっぱり、この部分も日本語にしたかったので簡単な作業で日本語パネルにしつつ、未使用だったスイッチも利用します。
中国語のパネルを本体から取外しします。 |
スイッチ類をパネルから取外しします。 |
表面を剥がすと金属だけになります。 |
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パソコンでデザインを作ってファイン紙に印刷 |
ラミネーターを使って表面を防水にさせます。 |
スイッチやメーターなどを取付けてパネルの完成です。 |
手動のレーザー照射と、ケース内の照明以外に、排気ファンや水中ポンプなどを一緒にON/OFFできるスイッチも追加しました。
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▼排気用ファンとダクトの取付け▼
100V用に用意されていた金属製の排気用ファンはアルミダクトとアルミダクトの間に取付けるタイプで、
設置場所の関係でファンを置く場所がないので、もう1つのプラスチック製のファンを100V用に変更して利用することに・・・
(プラスチック製のファンを無改造で利用するとAC100Vでは一切回転しません)
上記のタイプは本体に直接取付けるので邪魔になりません。 |
分解をしてモーターを交換します。 |
扇風機の100V用モーターを利用します。 |
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軸部分と取付けパーツを自作しました。 |
プラケースにモーターをネジ止めします。 |
更に羽の部分をモーターにネジ止めして完成です。 |
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木材はジクソーを使って寸法通りにカット済み |
←ホームセンターで窓枠サイズの 木材と排気口を購入しました。 排気口の穴を開けたり、 伸び縮みして曲げることも簡単な |
結構、丈夫な構造になっていました。 |
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作業部屋の小窓を利用します。 |
板を両面テープで取付けします。 |
アルミホースを取付けて排気口が完成です。 |
窓をちょこっと開けることで、排気が出来るようになります。使わない時は窓を閉めることも出来る構造にしました。
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▼水中ポンプの変更▼
付属していた水中ポンプは、水中にポンプを入れたままで電源をONにすると水を循環してくれません。
水槽からポンプを出した状態で電源を入れて、それから水中ポンプを水槽に入れると使えるようになりますが、
それだと、とても不便なのでホームセンターで見つけた「フィルター付き水中モーター」を購入してみました。
付属品の水中ポンプは残念ながら活躍の場はありません。 |
「コーナーですっきり ろ過」 |
当然100V仕様なので、そののまま使えます。 |
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試しに水中ポンプを吸盤でコーナーに固定して動作チェックを・・・ |
期待通りの水量と静音で大満足です。 |
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▼ケース内部の照明▼
付属していた電球は100V仕様になっていないので、100Vで点灯させると結構暗いです。(どんより点灯します)
100Vタイプの電球か電球型蛍光灯にでも変更すれば良いのですが、LEDバーが手元にあったのでLEDに変更してみます。
今となっては古臭い感じがする電球です。 |
液晶モニター用のバックライトLEDバーを利用します。 |
←aitendoで購入した「LEDバックライト」 自力でLEDチップを並べて半田付けするより 完成度が高く安い感じがします。 12V電源で高輝度に光るので |
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開閉する部分にLEDバーを両面テープで貼付けます。 |
点灯するとこんな感じで、結構明るいです。 |
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照明OFFだとケース内が暗いですが・・・ |
照明をONにすると明るくなります。(蓋をしても同等の明るさです) |
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▼AC100VからAC200Vへ電圧変更▼
ここまで、コツコツと改造をして使いやすくしてきましたが、レーザー出力と移動速度を説明書に書いてある参考数値に設定しても、
3mm程度のアクリル板が全然カット出来ません。レーザー加工機の出力を最大にしても電流計は最大でも6mAだったりします。
100Vではパワー不足なのかと思って、昇圧トランスを入手して200Vに電圧変更してみました。
左奥に置いてある橙色の箱が今回入手した昇圧トランスです。 |
パソコンで適当なデータを作って出力チェックをします。 |
ちなみに・・・ 今回のレーザー加工用に ノートパソコンを入手しました。 (と、言ってもジャンク品を修理して ちょこっと改造して利用しています) レーザー加工機付属の ノートパソコンの改造記事はコチラです。 |
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AC100V利用時の最大出力 (6mA) |
AC200V利用時の最大出力 (17mA) |
200Vに変更したことで、電流計の表示が 3倍程度アップしました。 排気用ファンは回転不足で100V用のモーターに 水中ポンプ(付属品)は200Vにしても症状は エアーブロー用のコンプレッサーは200Vにすることで |
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パワーアップしたレーザー加工機を使ってみます。 |
X68ロゴも綺麗にカット出来ているようで大成功です。 |
今まで3mmのアクリル板をカットするのに、100V時は6mA(機器の最大値)
+ 速度2mm/sでスパっと切れていたのですが、
200Vに変更したことで17mA(機器の最大値) + 速度7mm/sでスパっと切れるようになりました。 それなりに加工速度が向上しました。
(それでも、取扱説明書に書いてあった数値を下回るパワーだったりするので240Vでも実験してみようと思います。)
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レーザー加工機、設置完了!
低価格な加工機を入手したことで苦労は多かったです。 この苦労と後々購入した部品代を考えると 今後は加工したい素材の種類や厚さの違いで変化する |
まだ、改善したい部分がありますが・・・ おいおいと何とかしたいと思います。(レーザーポインタや、作業用のテーブルなど)
この続きは「中国製・レーザー加工機の改造1」で、紹介します。
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