■HDCAM HDW-750風、MPEG IMX MSW-900ビデオカメラのGoPro内蔵への道のり


上記が、SONY HDW-750のレプリカビデオカメラ
MPEG IMX MSW-900を、HDW-750っぽい外装に
改造したビデオカメラを1年程度、部屋に飾って
眺めてニヤけたり、肩に乗せたりして満足していました。
(改造費用の15万円の元は取った感じです)

最近になってちょっとしたイベントがあり
試しにカメラを持って行って撮影をしたみたのですが、
ハイビジョン画質な時代には、ちょっと寂しい画質でした。

 

低価格でハイビジョン画質に
改造出来ないか検討してみることにします。

 

 

外装の改造記事はコチラをご覧ください。

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▼試に撮影実験▼

身近にあった使用していない「GoPro HERO」があったので、試しに分解して利用出来るか実験してみることに・・・


何かとテレビ番組で利用されているGoPro

カメラ本体はこんな感じです。
GoPro HERO発売当初に
期待をして購入したのですが、
期待ハズレの画質で利用していませんでした。

その後に発売した「ION AIR PRO」が、
低価格で画質も良くて操作が簡単だったので
AIR RPOばっかり毎回利用していました。

HDW-750風カメラに内蔵するワケではありませんが、
レンズ部分を交換しても問題ないのか
実験的に分解してみることにしました。


結構簡単に分解が可能でした。

レンズ部分は固く固定されていました。

2/3型のキャノンズームレンズを、筒型の段ボールと組み合わせてGoProに取り付けて
撮影をしてみました。想像以上に画質が「ぼゃぁ〜ん」として白っぽい霧のような画質でした。(写真を撮り忘れ)

大きいレンズにしても期待が出来る画質にはならない感じもしますが・・・ ちょっと作ってみることにします。

▼GoPro HD HERO3ブラックエディションの購入▼

別に「4K」に拘っているワケではないのですが、ハイビジョンカメラ風なカメラに
ハイビジョンカメラを入れても面白くなさそうだったので、あえて4Kカメラを選んでみました。


4K撮影に対応したHD HERO3です。
4kに対応した低価格カメラは
GoPro程度しか販売していないのと、
分解と改造が楽っぽいので、
HD HERO3を購入してみました。

撮影時にピント合わせをしたいので、
オフションの液晶モニターも購入。→

購入金額は全部で5万5千円程度でした。

残念なのは4K撮影時は15フレームのようです。


WiFiリモコン付属で操作が遠くから確認できます。

▼分解▼

新品不良だと困るので、一応全体的に動作チェックをして問題が無かったので分解を開始しました。
それにしても、4Kのモニターを持っていないので、4Kで撮影しても2Kモニターでの確認では何の感動もない画質でした。


両面テープとツメで固定されていた全面パネル

レンズ部分は固くて回すことが出来なくて断念

更に分解してレンズを何とか取り外すチャレンジをしてみます。


CMOSセンサーのネジを外さないと先に進まないようです。

何とかレンズユニット部分が分離できました。


回転すると外れるハズですが接着剤っぽい感じで取れません

元に戻せないことを覚悟してレンズ部分をノコギリでカット

分解したパーツを元に戻せばレンズ無しの「GoPro HERO3」の出来上がりです。

▼HDCAM HDW-750風、MPEG IMX MSW-900を分解▼

GoProが内蔵出来るように、3CCDユニットを取り外しします。


ネジを4個外すだけで簡単にサイドの蓋が開きます。

フラットケーブルなどを順番に外します。

CCDユニット部分が見えるようになりました。


サービスマニュアルがないので試行錯誤して取り外し

欲しい部分が表面に出てきました。(3CCDユニット)

不要なCDD部分を取り外してマウントのみにします。


ND/CCフィルタ部分はそのまま利用する予定

2/3型バヨネットマウントが一番重要なパーツです。

CCD基板を固定してた金具(突起物)をカットします。


バンドソーで大雑把にカットしてから

棒ヤスリで綺麗に研磨します。

マスキングしていたものの、内部に削りカスが混入

エアーを使って内部の削りカスを飛ばしてフィルター部分を綺麗にしてから、周辺をコーキングしました。

▼GoProとレンズマウントを仮合体▼

GoProとレンズマウントを、どう固定するか検討した結果、GoPROに付属していた防水ケースを利用してみることに・・・
これでGoProの脱着が簡単に出来るような仕組みになります。


試に両面テープで固定して撮影してみます。

本当に簡単に固定しているダケです。

そして、キャノンレンズを取付けます。


実際はコレだけで撮影ができます。(GoPro+Canonレンズ)
特に何も考えずに取付したので、
CMOSとレンズ後端の距離が適当だったりします。
その為、F.B.(フランジバック)調整をしても
ワイドとテレ側のピントのバランスが悪いです。

あと、イメージサイズも2/3型(CCD)から、
1/2.3型(CMOS)に小さくなったことで
映し出される映像が2倍程度テレ側にシフトします。
(常に2倍のエクステンダーONにしている画角サイズっぽい)

更にレンズのイメージサークルの違いなのか不明ですが、
撮影すると、霧のような白っぽい映像になります。
アイリス調整をしても色にじみっぽくて実用的ではありません。

それでも、先ずはF.B.調整が出来る範囲に
CMOSとレンズの距離を微調整するスペーサーを作ります。


CCD部分が無くなってジャンクっぽいカメラに・・・

先ほどのレンズ部分を仮に取付して今までの作業を実感中〜

この続きは「HDCAM HDW-750風、MPEG IMX MSW-900ビデオカメラのGoPro内蔵への道のり2」で紹介します。

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