■GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり10

▼市販ゲームの特典グッズのミニチュア化の続き▼

ドラゴンスピリットのミニペナントだけでは満足出来ず、まだまだケースを後回しにして周辺グッズを作りたいと思います。

源平討魔伝「卓上のぼり」のミニチュア製作

源平討魔伝のゲームソフトは所有しているもののソフトを当時中古で購入したようで、卓上のぼりが付属していませんでした。
当時から飾ってみたかった気持ちもあるので、「卓上のぼり」のミニチュア化もしてみたいと思います。


ケース裏側に印刷された卓上のぼりの写真

ハガキサイズで3枚は作れそうです。
本物を所有していないので、
ネットで写真を入手してから
自作してみることにします。

←源平討魔伝のフォントは、
ゲームソフトの表紙をスキャンしてから
色を変更したりゴミを排除して、
文字配置を縦に変更した画像を
ラベルプロデューサーを使って
配置してみました。


コットンクロスシートにインクジェットで印刷

同じ素材を使って「チチ」を作ります。

こんな感じに輪っか(チチ)が出来上がりました。


100円ショップで購入した「編棒」3号(3mmΦ)

のぼり用に小型吸盤を購入 (これも100円ショップ)

編棒に2mmくらいの穴を丁寧に開けます。


仮組立でも雰囲気良いです。

本物と同じように棒を黒くします。(2mmの竹串も利用)

3mmの棒を吸盤の穴に入れます。(ぴったりです)


2mmの竹串を編棒の穴に通して完成です。(接着は不要でした)

穴あけが多少失敗したのぽりは、
ビニール袋に入れて友人のプレゼント用に・・・

サイズですが、80mm x 29mm (のぼり)
棒を含む全体だと140mm x 66mm です。 


編棒や竹串を使ったことで塗料が染み込んでくれて
雑に扱っても剥がれることなく綺麗に仕上がりました。

アフターバーナーのマウスマット製作

 多少上記の製作で余った「手作りコットンクロス」があるので、アフターバーナーに付属していたマウスマットを作ります。


X68000版のアフターバーナーを購入すると
スムーズな操作ができる!アフターバーナーオリジナルマウスマットが付属していました。
(SHARP CZ-8NJ2(サイバースティックを持っていたのでマウスでは遊んでいませんけど)

これは本物のマウスマット
箱に入れたままだったのでヘロヘロです。
(寸法は24cm x 21cm x5mmくらいです)

先ずは所有している本物のX68000ゲームソフトの表紙からスキャンしたロゴを、
Windowsペイント(Win7版)を使って原始的でとても時間の掛かる方法で背景を白くする作業をします。


消しゴムや白い直線を駆使して背景をカット

1時間くらい費やしてやっと背景を真っ白に・・・

ラベルプロデューサーでマウスマットぽいデザインを・・・


インクジェットプリンタでコットンクロスに印刷

5mm厚のスポンジゴムをレーザー加工機でカットします。

65mm x 55mm のマウスマットが出来ました。


印刷したコットンクロスを木工用ボンドで接着

厚みに不満があったので 1.5mm厚に変更します。

もう一度、同等サイズにスポンジゴムをレーザーでカット


予備も含めて8枚程度作ってみました。

木工用ボンドを薄くスポンジゴムに塗ります。

木工用ボンドが乾く前にコットンクロスを上から接着


5mmから1.5mmに変更したことでマウスマットっぽくなりました。

本当にマウスマットとして利用も可能です。

プレゼント用は「アウトラン」で製作

これで、X68000のゲームソフトに同梱されていたグッズ(ミニチュア)が3種類完成しました。

周辺グッズをそれなりに作って満足したので後回しにしていた作業を再開したいと思います。

▼ポップアップハンドルの製作の続きの続き▼

アルミ素材のポップアップハンドル部分を黒くする方法は毎回悩まされますが、
10年くらい前に購入していて余っていた「アオバ黒染液」を試しに使ってみることに・・・


これが10年くらい前に購入した黒染液セット

表面のコーティングと汚れをヤスリで除去します。

アルミ用洗浄液に入れて下準備をします。


アオバ黒染液に入れて数分待っても・・・

防錆剤も一応してみるものの・・・

全く黒くなりませんでした。

10年前はアオバ黒染液が透明で綺麗な緑色だったのですが、濁った液体に変わっていたので、
多分、10年前に黒染めした廃液を入れてあったのかも知れません、昔のことで忘れてましたが・・・

と、言うことで失敗してしまったので、アルミ用の常温黒染(着色)剤を新たに購入して黒くしてみます。


ファイン スプレーブラッセン(艶消しタイプ)

もう一度、アルミ棒を洗浄してから塗布します。

塗装をすると直ぐに艶消しの表面になりました。

カンスプレーの裏側に「急ぐ場合はスプレー後1時間くらい放置してから150〜200℃で10分程度加熱してください。
また、加熱により密着性が向上します。」 と、書いてあったので熱処理をしてみることにしました。


今回のために購入したオーブン(ニトリで2,047円)

10分程度、オーブンの中で加熱中〜

24時間程度経ってから楽しみに黒くしたアルミ棒を触ってみたら・・・


綺麗に艶消しブラックになったと思ったのですが、

タオルで擦っただけで簡単に取れてしまいました。
アオバの黒染めで失敗したアルミ棒が原因なのか?

もう一度、棒から作り直して黒染めをしてみます。が、
気に入った形状にならず
棒曲げで何度も失敗中〜


前回より多少角を丸く修正してみました。
この気に入ったアルミ棒を使って着色させます。

同じ作業(塗装+加熱)をしてみたら・・
角の部分以外は密着度が向上してしました。

シンナーで塗料を、もう一度落としてから、
綺麗に研磨と油分を取り除いて塗装してみます。

アルミの棒に綺麗に密着する時と密着しない時の原因が不明だったりするのですが、
もしかしたら、焼き付け温度が高いのでは?と思ったので、オーブンのフタを開けた状態で加熱してみることに・・・


今度は開けたまま10分間焼き付けします。

不安だったので数回薄く重ね塗り+焼付をしました。

普通の塗装とは違う表面仕上がりで大満足です。

何度も失敗した原因が知りたかったので
今更ながらテスター用の温度センサー(温度プローブ)ステンレス管タイプを購入して
オーブントースター内が何度だったのか調べることに・・・

ニトリの900Wタイプは240℃くらいまで熱くなるようです。(密閉状態で)
240℃付近になるとセンサーが動作して自動的にOFFになって
一定の温度まで下がると再度ONになる仕組みでした。

今回測定した温度センサーの位置が遠かったので実際にはもう少し高い温度で
アルミを焼き付けしていたように思えるので、
指定されている150〜200℃の範囲を大幅に超えた状態でした。

オーブントースターの蓋を開けた状態で焼き付けした時には、
センサーが動作しないで10分間ONの状態のままだったので
それなりに適正温度だったようです。
(センサー棒の樹脂の部分が溶け始めたので温度チェックは断念しました)


初めから温度チェックすれば良かったですね。

1回成功しただけなので、おいおいとX68風Windows7パソコンのポップアップハンドルも黒染めしてみたいと思います。

この続きは「GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり11」で紹介します。

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