■GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり11

ケース以外の作業を増やし過ぎて全然完成しませんが、モチベーションが落ちる前に細かい部分の作業を進めます。

▼前面パネルの穴あけ▼

前面パネル(タワー側)の穴あけをしたいと思います。


電源、HDD等のLED部分を穴あけ

FDアクセスランプの部分(2mmで穴あけ)

FDイジェクトスイッチ部分も2mmで穴を開けます。


棒ヤスリを使って丁寧に四角く削ります。

こんな感じに左右共に長方形の穴あけが完成

不満があってFDDアクセスランプの穴の位置を変更

LEDやスイッチ基板が出来上がったら続きの作業をします。

▼オートイジェクトFDDの続き▼

タワーケースにFDDを固定して、制御する基板を入れるスペースを確保します。


FDDの上下に固定用の穴を開けます。

ネジ穴がある樹脂の棒を利用して・・・

2台の偽フロッピードライブを合体させます。


ケースの内側とネジで固定します。

背面の電源スイッチと距離がギリギリでした。

ケースを仮組立をして基板が入るスペースを確認中〜

▼オートイジェクトFDDの制御回路と、電源LED点灯用回路▼

制御回路と言っても、FDは偽物なのでデータを読み込んだり出来ません、FDイジェクトスイッチを押すと電動でイジェクトしたり、
ライトプロテクトシールが貼られていないと強制イジェクトをしたり、本物っぽさを感じられる動作をPICを使ってプログラムしたいと思います。

あと、電源をスイッチでOFFにすると電源用のLED(緑色)が点滅を繰返してから赤に変化する動作も真似たいと思います。
(他にも前面パネルのLEDを制御して、X68000っぽい動作にしたいと思います)


先ずはD2 CADを使って回路図を作ります。

それを元にPCBEを使ってパターン図を考えます。

oriminpcbを使って加工データへ変換


USBCNCに先ほど変換したデータを開いて
KitMill CIP100を制御する準備をします。

自作の取扱説明書(操作手順)を見ながらエンドミルを間違って折ったりしないように気を付けつつ、
プログラムの実行です。それなりに時間が掛かるので気長に待ちます。


数十分後に完成した基板です。
細かい部分も問題無しです。

と、思ったらICソケットとの横幅を間違ってしまって
ICソケットが刺さりません。

仕方がないので、もう1枚基板を作ったら・・・
途中で加工機のベルトが切れました。


所有していたバンコードで急いでベルトを自作します。

ちょっと細い感じもありますが、使えました。

何とかFDD用の制御基板が完成。

ちなみに、3枚目で完成したよーな書き方をしていますが、実はそーではなかったりします。
1枚目は薄い基板で作ったのですが強度的に不満があったので2枚目を作ることに・・・、
2枚目はICソケットとの横幅を間違いに気付いて使えなかったので、
パターン図を作り直ししてから3枚目の基板を作るものの加工機のベルトが途中で切れて失敗、
4枚目は失敗しないぞーっと思ったものの、4枚目の基板加工中はパソコンを一切触らずに放置していたら
ノートパソコンがスリープモードに入ってしまって途中で加工が中断してしまいました。
と、言うことで、成功したのは5枚目の基板だったりします。この部分だけでも無駄に長い道のりでした。

▼ハンダ付け〜PIC書込み▼

数時間費やしてPIC(16F876A)用の動作プログラムを作ってあるので、PICに書込みをしてハンダ付けと配線すれば動作するハズです。


PIC以外は殆どI/O用のEHコネクタです。

プルアップ用などの抵抗はチップタイプを採用

LED用の抵抗は1/6Wタイプをハンダ面に・・・


実験段階で上手く動作しなかったので
トランジスタは仕様を変更しました。

こんな感じに全てのパーツをハンダ付け完了

FDD側にはEHコネクタを圧着

基板が完成したので、フロッピーディスク風の物体がイジェクトするかと思ったら・・・
フォトインタラプタのピン配列を勘違いして回路図を作っていたので、自動的にFDがイジェクトしなくてずっと悩んでいました。
PICプログラムを見直したり、回路図を確認したり・・・ 結構時間を費やしましたが原因が解って良かったです。

▼その他の基板製作▼

リモコン用基板・LED用基板・スイッチ用基板など個々に作ると面倒なので、回路図、パターン設計など全て一緒に作ってしまいます。


時間を掛けて回路図を作ってもホームページで
紹介すると1枚の写真になってしまうので、
苦労が伝わりませんが・・・ それなりに時間を掛けてます。

面実装パーツを一部利用したパターン図です。

基板加工機が今回は大活躍です。


基板加工が終わったので分離させます。

耐水ペーパーで表面をピカピカにします。
このままだと、10円玉のような色に変色するので
Pラックスをスプレーして銅箔面を保護します。

それにしても、現像・エッチング工程を
しなくなっただけでも気が楽になりました。

ただ、基板加工機で基板以外の加工が
出来ると
更に夢が広がるんですけどね〜

▼FDD周辺の製作▼

偽フロッピーディスクをイジェクトさせる為のLED付スイッチを自作します。
この部分は毎回丁寧に作って後々の満足度も高いので今回も完成度を高めるような工作をしたいと思います。


黒ベーク板をベースに作ります。

半透明な樹脂も使います。

エンドミルで樹脂を2mmまで薄くします。

ベーク板側は2mmの溝を作ります。


こんな感じに2個のパーツが完成

その樹脂を溝に入れて接着します。

半透明な樹脂を削って高さを同じにします。


その上に薄く削ったベーク板で挟んで接着

カットすると半透明樹脂が真ん中に位置します

試しにLEDを後ろから照らすと・・・


更に周辺を削ってスイッチぽい形状にします。

短く削ったことで輝度も向上しました。

市販品のLED付スイッチと合体させます。

ちなみに、緑色に点灯している半透明の樹脂部分は、高さ2.0mm x 横幅0.8mm程度のサイズで結構小さいです。


先日作った基板にスイッチを取付ます。

LED付タクトスイッチをハンダ付け

ハンダ面はこんな感じです。


ケーブルとコネクターを取付

ケース内側にネジ穴を作ります。

基板をネジ止めします。


短くした先端パーツを仮に取付してみます。

こんな感じにそれっぽい仕上がりに・・・

試しにLEDを点灯させてみました。

先端のパーツとスイッチを接着剤で固定するのはケースの塗装が終わってからにします。

▼電源用LED用基板▼

タワー右側「POWER」「TIMER」「HD BUSY」のLED用基板を完成させます。


先日作った基板にチップLEDをハンダ付けします。

かなぁ〜り小さい赤色チップLEDを使います。

基板を2個に分離してからはんだ付け


TIMERとHD BUSY用のLED基板は完成です。

ケース側に基板取付け用のネジ穴を作ります

こんな感じに基板を取付します。


電源用LEDは2色タイプを使って再現させます。

制御基板へ接続する為のケーブルを配線

これで、黄緑と赤く光る基板の完成です。

電源用のLED基板はケース側に取付けるスペースが確保出来なかったので、GIMIC MB2の基板に両面テープを使って固定します。

▼電源スイッチ部分▼

X68000実機では電源スイッチ部分は点灯しないのですが、今回もONになると点灯する仕様にします。


高輝度青色チップLED

試しに点灯させると・・・ 結構明るいです。

半透明な樹脂の後側にLEDを固定します。

こんな感じに綺麗に青く光りました。

この続きは「GIMIC2代目マザーボード用 X68000ケース製作への道のり12」で紹介します。

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