■GIMIC用 X68000ケース製作への道のり6
▼塗装▼
何とか塗装まで辿り着きました。既に加工品の表面はテカテカに研磨済みなので、暖かい時を狙って塗装を開始します。
クルマの塗装に利用した残りを利用します。 |
艶消し剤を混ぜて多少光沢を減らします。 |
全てのパーツにFRPの棒を取付けて塗装の準備をします。 |
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FRPの棒を持ちながらエアーブラシで塗装します。 |
塗料が硬化するまで、のんびり待ちます。 |
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▼スピーカーの保護ネット▼
何か良い方法が見つからなくて後回しにしていたスピーカー用の保護ネットを作ります。
1個のゴムベルトを短く切って2個にします。 (写真は既にカットしてから接着剤で固定済み) |
何かに使えると思ってずっと取っておいた ヘッドフォンの網の部分の一部をカットして利用します。 |
先ほどのゴムベルトと、丸くカットした網を 接着剤を使って合体させます。 |
これでケースに簡単にスピーカー保護ネットが取付け出来る構造になりました。メンテする時は取外しも可能です。
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▼リモコン(送信機)の製作▼
コツコツ作っているX68風サウンドプレーヤーには外部から操作出来るようにリモコン受光部を内蔵させています。
できればX68000の周辺機器のようなリモコンを作りたいので数パターン検討をしてみました。
「ゲームジョイパット風リモコン」「X68キーボード風リモコン」「X68マウス風リモコン」「外付け3.5インチFDD風リモコン」「X68電卓風リモコン」など・・・
身近にあったファミコンコントローラー風のLEDライトがあったので、それをX68用のコントローラー風に改造してみます。
むか〜しゲームセンターで取った景品(LEDライト) |
ファミコン1PのコントローラでA/Bを押すとLEDが光ります。 |
サウンドプレーヤー用のリモコンにする為に分解します。 |
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毎度のことですが、ラベルプロデューサーでロゴを自作します。 |
次にWindowsペイントで色塗りや微調整をしました。 |
コツコツ作ってみたものの、 コントローラ部を塗装したり、 ボタン配置など加工しても、 当時使用していたX68用の ゲームコントローラーには ならなそーなので断念しました。 まぁ、このコントローラーは |
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最終的に悩んで悩んだ結果、実用的な普通の小型リモコンにすることにしました。(妥協感がありますが・・・)
ビクターの車載用VHS用リモコンを利用します。 |
持ちやすい小型リモコンを分解(型番はRM-RK20です) |
表面の印刷シートを変更したいのでコツコツ自作します。 |
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ソフトを使ってデザインを考えます。 |
片面だけラミネートして表面をコーティングします。 |
出来上がったシートを希望のサイズにカット |
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ボタンの部分をカッターで穴あけします。 |
シールメーカーを使って裏面をシールにします。 |
元々のシールを剥がして自作したシールを貼りました。 |
既製品のリモコンを再利用したので結構簡単に仕上がりました。リモコンが使えるようになって操作性が向上することを期待します。
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▼ACアダプター/USB電源の製作▼
同梱する予定のACアダプター(USB電源)を自作してみます。
市販品の5V1A程度のUSB電源を買っても安いのですが、特売品99円のACアダプターを大量に買ったので活用してみることに・・・
99円で購入したACアダプター(5V500mA) 苦労してケースを作るより安い買い物でした。 |
分解するとこんな感じです。結構簡単な回路でした。 500mAでは容量不足なので今回はケースだけを利用します。 |
秋月電子の小型ACアダプター(5V2A)を 分解して、こちらは基板だけを利用します。 |
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分解するとこんな感じです。 |
2個を合体させて5V2A仕様の電源に・・ |
組み立てると外観は全く同じで性能アップしました。 |
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▼本体の組立て▼
他の作業をしていたので時間も経過して塗料もガチガチに硬化したようなので組立てと配線をします。
ポップアップハンドル部分は一部黒くしてから取付けです。 |
ポップアップ機能も問題なくスムーズに動きます。 |
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コツコツ組立て中〜 |
電池ボックス部分は接着固定しました。 |
リセットSWやLEDの基板なども忘れずに取付け中〜 |
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モニターも取り付け |
前面パネルを位置調整しながら・・・ |
細かいパーツを丁寧に配線しながらネジ止めしていきます。 |
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底板もカッティングシートで黒くしてネジ穴部分を開けました。 |
充電回路やスイッチ類を丁寧に配線中〜(底部分) |
キズを付けないように慎重に作業を進めて、やっと本体の組立てが終わったので、動作チェックをして問題が無ければ完成です。
組上げたX68風ケース本体の写真は後日公開します。
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▼梱包箱の製作▼
マスターシステム風ゲームギアを作った時に、そんなに実用的ではないと思いながらも箱を作っていましたが、
実際完成してみると意外と飾った時の満足感が高かったので、今回も箱を作ることにしました。
これは発売当時に購入した初代X68の箱です。 倉庫の一番奥にあって持ってくるのが大変でした。 他にも「ACE」と「30」の箱も見つかりました。 |
横はこんな感じです。 購入してから20年以上経ってますが 箱をきちんと見たのは初めてです。 |
上は簡単に開け閉めが出来る構造になってます。 |
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▼梱包箱のデザイン製作▼
ペイントとラベルプロデューサーを使ってコツコツ作ります。 このくらいの絵柄なら真似るのは簡単で短時間で作れます。 |
保証書の枠や矢印なども自作しています。 この文字を作ったってことは・・・、保証書も作らないとダメですね。 |
この図だけは自作すると完成度が悪くなりそうなので 実際(本物)の箱をスキャンして利用することに・・・ |
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黄色から緑に変化するグラデーションの上にXの文字を重ねて それっぽい感じにしてみます。他の文字も配置検討中〜 |
ワレモノ注意などの図も綺麗に配置できました。 着々と完成する箱作りは楽しいです。 |
「X」のグラデーションや文字位置も、それっぽくなりました。 文字フォントは試し印刷後に、再検討予定〜 |
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▼梱包箱の試作▼
新品のダンボール箱を購入する前に、本当にインクジェットで印刷した用紙を貼り付けただけで綺麗に完成するのか知りたかったので、
身近にあった丁度良さそうなサイズのダンボールを使って試作してみることに・・・
25cm(横)x 20cm(奥)x12.5cm(高)の箱を再利用します。 |
上面の構造もカッターでカットして真似てみます。 |
自作した用紙を木工用ボンドを使ってペタペタ貼付け |
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試しに作ったワリには完成度の高い箱が出来ました。 |
箱を開ける構造も問題ないようです。 |
これを完成品としても良いくらい綺麗に出来ました。 |
試作した箱でも満足できる外観になったので、丁度本体が収まるサイズのダンボール箱を用意して本番に挑みたいと思います。
この続きは「GIMIC用 X68000ケース製作への道のり7」で紹介します。
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