■GIMIC用 X68000ケース製作への道のり7

▼梱包箱の製作の続き▼

試作品は満足できる完成度だったので、早速、新しい箱を使って作ろうと思ったものの・・・
ホームセンターなどで売っているダンボール箱の厚さは3〜5mmのタイプしかなく試作品で作った1.5mm厚は売っていませんでした。
ネットで調べてみると5mm厚が「Aフルート」 ・ 3mm厚が「Bフルート」 ・ 希望している1.5mm厚は「Eフルート」と判明したので
Eフルートタイプで、250mm x 200mm x 125mmに近いダンボールを探してみました。が、簡単には見つかりません。
ネット通販で送られてくる梱包箱はEフルートタイプが大半なのに、自分で購入するとなるとこんなに苦労するとは想定外でした。

最終的に希望サイズが見つからなかったので、Eフルートタイプだと思われる薄手のダンボール板を数枚使って箱を自作することにしました。


1.5mm厚の段ボール板を4枚用意しました。

本体が入るサイズにカッターで切ったり、曲げたり・・

接着剤で固定して箱が出来上がりました。


こんな感じに綺麗にフタが出来ます。

インクジェットプリンターで各面を印刷

木工用ボンドで印刷した用紙をペタペタ貼付け

▼発泡スチロールの収納ケース製作▼

出来上がったダンボール箱に製作したX68風サウンドプレーヤーがグラグラしないように発泡スチロールで枠を作ります。


カッターを使って小さくカットします。

速乾性の木工用ボンドで合体させます。(底部分)

今回は発泡スチロールを2個に重ねる構造です。(上部分)


上部分にはアクセサリーと取説が入る形状にしました。

先ほど作った箱に発泡スチロール枠を入れます。

これで、箱が完成です。

▼保証書の製作▼

梱包箱に貼りつける保証書を作ります。毎回同じような作業も面白くないので今回は複写タイプの3枚つづりを作ります。


本物の保証書を参考にコツコツ作ってます。

文章や文字位置などは本物に近い感じにしてみました。

転写も含めて3枚のデザインが完成しました。


100円ショップでカーボン紙を購入

上2枚をカーボン用紙に印刷して転写できる仕様にします。

一番下の紙だけファイン紙で印刷しています。


3枚の用紙を「のり」を使って貼りあわせしました。

ピッタリのサイズにカットした透明なビニール袋に入れます。

箱にセロテープで固定すれば完成です。

▼取扱説明書の製作▼

今作っているサウンドプレーヤーは、自分しか使わないと思いますが覚書として説明書を作りたいと思います。
折角作るなら、X68実機に付属していたシャープの説明書っぽいほうが雰囲気が出るので真似てみることに・・・


これは当時実機を購入した時に付属していた本です。

ラベルプロデュサーを使ってコツコツ文字を配置しています。

全て手作りの表紙が出来上がり


コネクタの図も自作してピン配列も調べました。

色を追加したり行を増やしたり微調整を繰り返して・・・

周辺機器関係の写真も用意してコツコツ製作


当時の取扱説明書っぽいデザインで・・・

本のようなページ構成なので、慣れない順番に苦労しながら18面の取扱説明書のデータが出来上がりました。


両面印刷対応の用紙を購入

表紙だけは厚紙で光沢紙を利用

クルっと回転するホッチキスの「ホッチくる」を利用します。

こんな感じに中とじが可能で本物っぽく作れます。


表紙と裏表紙だけはフォト光沢紙を
利用しましたが高級感が出て正解でした

両面印刷対応用紙を利用したことで
表裏の文字画質の差が少ないです。

ちょっと文章が変な部分もありますが、
どのページも苦労して作りました。

A6サイズの小さい取説の完成です。
これで使用方法に悩まなくなります。

本体、梱包箱、リモコン、取扱説明書、保証書など予定していた製作は全て終わったので、
最後に初回限定のみに同梱
(*1)する予定の、電飾ミニスタンドの製作をします。(*1)実際に市販するワケではないのでお遊びです。

▼X68000電飾ミニスタンドの製作▼

X68000が発売している時代に店頭用POPとして飾られていた電飾を真似たミニスタンドを作ります。
先日完成したX68風ケースの横に一緒に置く予定です。(ちなみに、本物の電飾スタンド入手するタイミングが無くて未だに持っていません)


先日作ったロゴデータを配置して利用します。
Xは本物より太いままですが、そのまま使います。

ペーパークラフト用紙を
使って印刷したのを組立

思った以上に見づらいので
黒マジックで手書きを・・

ホームセンターで購入した乳白半透明と、透明のアクリル板
Hikari A000-2US(透明) / Hikari  A032-2US(乳白半透明)


PCBカッターでアクリル板を綺麗にカットします。

アクリサンデー接着剤でアクリルを直角に接着します。

更に内側にサイズの小さいアクリルを接着


内側に貼るシールは間隔を狭く配置しています。

クラフトロボを利用してカッティングシートをカットします。

こんな感じに綺麗に出来上がり


先ずは内側に隠れる部分に貼り付けます。

転写シートを使って空気が入らないように丁寧に貼ります。

結構、雰囲気の良い感じに出来ました。

X68ユーザーなら知っている方も多いとは思いますが、本物のX68電飾スタンドは2面だけミラーになっていて、
蛍光灯が点灯すると内側のX68のロゴが見える仕組みになっています。更にその文字が奥行き感があるように見えます。
ただ、本物の電飾スタンドを持っていないので詳しい構造が解りませんが、多分こんな感じだろうと勘で作ってみます。 


何で購入していたのか不明ですが、ずーっと前から
所有していた、ミラータイプのカーフィルムを利用します

先ほど貼ったX68文字の上に直接、透過率19%の
マジックミラーのようなフィルムを貼付けます。

その上からL型の透明のアクリルパネルを接着します。
ちなみに、アクリル板を使ったことで透明度が高いです。


乳白半透明のアクリル板の2面に
X68の文字が入ったカッティグシートを貼ります。

透明のアクリル板の2面には、透過率が19%の
マジックミラーのようなフィルムを丁寧に貼ります。

これで2重構造の電飾スタンドが出来上がりです。
右側の2面は鏡面に仕上がっています。

この続きは「GIMIC用 X68000ケース製作への道のり8」で紹介します。

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