米 沢 市 周 辺

       2008/09/19&20

 5時になったので、米沢牛の金剛閣へ乗り付け、
たった一人で米沢牛のすき焼きをいただきました。
しばらく旅館の宛行扶持(あてがいぶち)の料理で
あきあきしていたので、金剛閣のとても美味しい会
席すき焼きコースをいただき蘇った気持ちがしまし
た。

 これで本日の予定をすべて終了しました。
私は米沢市にもどり、上杉神社にお参りし
ました。

「天地人」という幟は来年のNHKの大河ド
ラマの題名なのです。

直江兼続が主人公なのですが、略歴は次。

 それにしても山奥ですね。私の
車はミニジープですから、難なく
坂道を登ってきましたが、普通の
車は難渋するかも知れません。


 湯船の造りは粗削りですが、温
泉の質はとても高いとおもいまし
た。しみじみと嬉しくなる「おい
しい」硫黄泉でした。ばっちり乳
白色ですし。

 右が宿泊棟で、左が女性用露天風
呂です。

 それにしてもよくこんな山奥に立
派な温泉宿を作ったものですね。感
心しました。

 赤湯で有難い温泉に浸からしていた
だいて、それからまた小生は温泉探訪
に出ました。

 米沢市は通過して13号線を福島市方
向に南下して、西栗子トンネルを抜け、
福島・山形県境から南下して
232号線
に乗り、
JR奥羽本線峠駅横をとおり、
あとはひたすら急坂を駆けのぼり、ど
んづまりの姥湯に
245分に到着しま
した。姥湯は日帰り入湯客の受け入れ
3時半までですから、私は急いでい
たのです。

写真:会津柳津 福満虚空蔵尊

 この米沢という町は、旅行者にとても親切で、
ガソリン・スタンドがこの金剛閣を勧めてくだ
さったし、金剛閣は安くて機能的なビジネス・
ホテル
α-1を予約してくださいました。このビ
ジネスホテルは最上階に無料の浴室個室まで設
えているのです。それに宿泊代がたったの4,200
円だって。万歳!

 日本人には、もう昔流の旅館は「性格的に合
わない」時代がきているような気がします。

温泉地もビジネスホテルと小料理屋とコン
ビニで済ませる時代が来ている。私には、決
められた時間に、お仕着せのあまり美味しく
もない食事をとることが、苦痛になっている。

 この点、米沢市は温泉はないけれど、応対
は満点だ。

 次の日のあさ、8時半に出発して2号線を南下しはじ
めたら、街道を少し入ったところに
笹野民芸館という
のを見つけました。二階の展示室に過去の作品群が展
示されている。羊の群れを彫刻した「群像」などは素
晴らしい傑作だと思う。スイス中央部のブリエンツ

Brientzという村に木彫の学校と工房群があるが、そこ
よりも技術水準ははるかに上回っていると思いました。

 私も発奮して、お鷹ポッポを黒いのと赤いのと、一
体づつ買いました。
商売繁盛の守り神だって書いてあ
るけど本当かなあ。

 このあと、白布温泉の奥、新高湯温泉吾妻屋をたず
ねましたが、午前中は清掃タイムだからといって、に
べもなく入湯を断られました。残念です。

 今回の温泉旅行はこれで終了しました。五日間の旅
でした。蓼科に帰りつく直前に雨が降り始めました。
ずっと好天つづきで、私はついていました。


 では皆様、ご機嫌よう。

 秋が始まっていました。