厦  門

  2003/10/31

 日光岩よりロープウエイに乗って、鼓浪
石に来る。昔、満潮のとき波が打ち寄せる
と鼓を打つような音がしたのだそうだ。

 対岸に鼓浪嶼(ころんす)という島があり、1842年から共同租界となっていた。だから、古くなっているが、日本大使館も建物は残っている。

 対岸の厦門島では厦門大学の横
に南普陀寺があるが、再建したも
のだ。大悲殿の奥へ進むと、有名
な「佛」の金文字が現れる。

台湾領である金門島を船に乗って見物することもできるが、あまりお勧めできない。

  鼓浪石からの帰り、フェリーを待つ間に近くの厦門市博
物館を訪れた。この博物館のお庭に美しい石刻が鑑賞でき
る。これらの美しい彫刻は出所がわからない。厦門からひ
そかに密輸出されようとしていたのを、没収したのだとい
う。

 武夷山のかえりに寄ったのだが、一
人旅だったけれども楽しかった。

  これらを見て歩くと、中国へ来たという
嬉しい気持ちが湧き出してくる。

 ここは日本でいえば、神戸のような
ハイカラな雰囲気のある港町で、中国
らしくなく、万事カラリとしている。

 観光のためには、港の前にある鷺江
賓館に泊るのが一番だ。フェリーのす
ぐ前だからだ。朝食を屋上のブッフェ
で摂れるのも清々しい。写真の中央、
六階建ての建物がそれ。

では皆様、御機嫌よう。

写真:
日光岩の上から大使館地域を眺める。
緑が多く、西洋の香りがする。対岸は厦門。
厦門島の右端のはるかかなたに見える島影は
金門島だと思う。

  島の真ん中に日光岩と
いう巨岩が突き立ってい
て、その下に鄭成功紀念
館がある。鄭成功につい
ては次。

http://ja.wikipedia.org/wiki/
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