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弥勒菩薩半跏思惟像
韓国中央博物館
93.5cm
『日本の美術』9
文化庁他監修N0.316 弥勒像
伊東史朗
至文堂 1992
P6
韓国では弥勒信仰が盛んで、それを承け
て半跏思惟像が数多く製作された。本像
はそのもっとも美しい表出である。宝冠
(三山冠)や胸飾は簡素にし、肢体の織
りなす軟らかな曲面が強調される。慶州
付近の出土といわれていたが、忠清南道
発見という説もあり、そうであれば百済
作の可能性が高まる。(伊東)
金銅仏で鍍金が施されている。
韓国中央博物館の
弥勒菩薩半跏思惟像
注: 鍍金(ときん)とは金メッキを意味する。
水銀を用いるアマルガム法である。