それにしても、12世紀クメール王国にたいするチャンパ王国の拮抗、1288年蒙古軍にたいするバックダンザンの戦い、近代・現代のフランス・アメリカ軍に対するベトナム戦争、これらのどれをとっても、ベトナム人は戦いにかけては「おそろしく強い人民」であることを証明していますね。

 以上。


 では、皆様ご機嫌よう。

ク  チ  (Cu Chi)

                  2013/01/28

 現実感を実感するためには、フレデリック・フォーサイスの小説『アヴェンジャー』角川書店 2004を読んだほうが良いでしょう。ここに一部を転載してご覧にいれることにしましょう。

 『アヴェンジャー』(1)(2)

 戦車の残骸もあります。砲弾の貯蔵庫もあります。敵を倒すための落とし穴だとか、穴蔵だとか、かがんでも通りにくい狭い通路もあって、地下の通路を30mも歩かされると、疲労してフラフラになります。しかし、あまり現実感がありません。

写真:ベトコンによって地雷で破壊されたM41戦車

写真:トンネル体験の入口。

 一言で言えば、明るいジャングルのなかです。隣接して射撃場があるので、誰か射撃の練習をしているのでしょう。バリバリという機関銃の音が鳴り響きます。

 入口近くのビデオ上映室で説明を受けました。けれどもあまり現実感がありません。ここは美しく整備された公園なのです。

写真:ココナッツ・ジュースを注文する人もいて楽しそう。

 食事のあと、やっとベンディン地下トンネル・エリアに到着しました。

朝からの仕事を終え、ハンモックで休憩している従業員

 朝、フエからホーチミン市へ飛び、北西へバスで約1時間、途中でゴム園に立ち寄って天然ゴムの採集の様子を見物した。

画像:『地球の歩き方』2011 ベトナム ダイヤモンド・ビッグ社、P162

 そして心安らぐ昼食のレストラン

ラテックスの現地貯蔵タンク。初めからトラックの荷台においてある。

写真:昼食のレストラン、Ban Nay