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以前の「ひとこと」 : 2014年11月後半



11月16日(日) 12枚のカードを組む(その1)

 カードに切り込みを入れて組む造形で、もっと面白いかたちができないかなあと思って、こんなものを作ってみました。

図 1

 かたちや対称性がわかりにくいかもしれないので、CGの画像を載せておきます。

図 2

 このように、3枚×4方向で12枚です。同じ色の3枚はY字型の配置になっています。

図 3

 これは、図3のようなパーツを12枚用意して作りました。黒い太い部分が切り欠き(スリット)になります。切り欠きの長さは、長方形のカードの短辺と同じ長さにしました。角度は29°くらいです。

図 4 図 5

 これを組むのは難しかったです。カードが交差する部分で、片側にしかスリットを入れていないので、位置が定まらないのです。パーツを改良することにしました。

(つづく)

<おまけのひとこと>
 車を乗り換えようと思って試乗に行ってきました。なかなか気に入った車がありません。CVTに乗るならマニュアルモードがあるパドルシフト付とかがいいなあと思うのですが、そうすると価格がとても高いのです。それならいっそやっぱりマニュアル車にしようかなあと思うと、今度は4WDの設定がなかったりするのです。スポーツモデルとかにすると今度は燃費が度外視されているので、それはそれでいやだなあと思うのです。






11月17日(月) 12枚のカードを組む(その2)

 昨日のモデルがきれいにかたちが定まらなかったので、パーツを変更しました。だいぶ出来が良くなりました。

図 1

 …と書いていますが、実はこれは5作目です。最近は紙模型を作る時間が全然取れなくて、久しぶりに作ってみたらだいぶカンが鈍っていて、きつすぎたりゆるすぎたり、ヘボい設計を繰り返してしまいました。

図 2

 図2の手前の2つの作りかけのモデルは、きつすぎて組めなかったものです。

図 3

 図1のモデルは図3のパーツ12枚で組みました。長方形は長辺:短辺=3:1です。

図 4 図 5

 ようやく、まあ納得できるかなという出来になりました。4回回転対称軸方向から見た図(図4)と、3回回転対称軸方向から見た図(図5)です。どんなかたちなのかイメージできるでしょうか?

(つづく)

<おまけのひとこと>
 そろそろスマートフォンに変えようかなあと思っているのですが、あまりこれといった決め手がなくて、機種が定まりません。お店でもちょっと相談してみたのですが、相談されたお店のスタッフの方も困っていたようで、申し訳なかったです。






11月18日(火) 12枚のカードを組む(その3)

 写真だといまひとつ対称性とかがわかりにくいかなと思ったので、CGを載せておきます。

図 1 図 2

 図1と図2は同じかたちのものを同じ視点から見たもので、色だけを変えてみました。全部白だとわかりにくいですが、図1のように色分けしてみると、どんなかたちなのかわかりやすいかなと思います。

図 3 図 4

 4回回転対称軸方向から見た図(図3)と、3回回転対称軸方向から見た図(図4)です。

 何度も書いていますが、CGはCGでとても面白いですが、実物はやっぱりとてもいいです。

<おまけのひとこと>
 この更新は11/16(日)の早朝に書いているのですが、11/16〜18に掲載したモデルは11/15(土)の夜8時くらいから設計を始めました。1時間もあればできるだろうと思っていたのですが、何度も作り直したので、けっこう遅くまでかかってしまいました。でも久々に紙模型を作って楽しかったです。






11月19日(水) 5枚のカードを組む(その1)

 先日、11月2日のひとことで、4枚のカードを組むという話を書きました。4枚の次は5枚だよね、ということで、5枚のカードを組むやり方を考えてみました。

再掲図 図 1

 作ってみたのですが、これを組むのはとても難しくて、よれよれになってしまいました。

図 2

 1つ目を組むのに試行錯誤をしてぼろぼろにしてしまったので、もう一度パーツを切り出し直して作ってみたのですが、こちらもよれよれになってしまいました。

(つづく)

<おまけのひとこと>
 例によって11/19(水)〜25(火)の更新を、週末にまとめて書いています。(これを書いているのは22日(土)のお昼です。)
 この3連休(11/22-24)に冬タイヤに交換しないといけないなと思っていました。ディーラーの「安心メンテナンスパック」というサービスに契約しているので、季節のタイヤ交換はやってもらえます。週末の予約をしないといけないなあと思っていたのですが、日中は忙しくてとても車屋さんに電話をする時間が取れませんでした。22日(土)の朝に電話してみたら、連休3日目の夕方ならなんとかやれそうです、ということでした。24日(月)は仕事に行かなければいけないのですが、早上がりしてなんとかタイヤ交換に行こうと思います。






11月20日(木) 折り畳みパズル制作レポートをいただきました

 先日ご紹介した折り畳みパズルを作ってみましたというメールを、九州にお住いのKさんという方からいただきました。ありがとうございます。ご本人のご了解をいただいたので、ここで紹介をさせていただきます。

図 1 図 2 図 3

図1:ちょうどよい空き箱が出ました。

図2:すでに折り目があり、簡単に作れそうでしたが、サイズが合わず、折り目を全部活用できませんでした。

図3:マスキングテープを用意して、

図 4 図 5 図 6

図4:このように貼りました。

図5、図6:面を合わせたところ。

 ありがとうございました。マスキングテープというのはよいアイディアですね。

<おまけのひとこと>
 週末くらいしかメールの確認ができないのですけれども、こうして感想のメールや、「作ってみました」というレポートを頂けるととても励みになります。ありがとうございました。






11月21日(金) 5枚のカードを組む(その2)

 5枚のカードを組むときに、どのようなスリットを入れればいいのかを考えてみたのですが、あまりきれいなパターンが思いつきませんでした。

図 1

 CGを見ながらいろいろ考えてみたのですが、全部合同なパーツで、実際に組めて、無駄な切り欠きがなくて、というものが思いつけず、図1のような設計になりました。左側のものと中央のものが2枚ずつ、一番右のものは2つに分かれてしまいますが1枚、という構成です。

図 2 図 3

 遠目に見るとそれなりにきれいかな、と思うのですが、近くで見るとよれよれです。カード5枚を組んでいますが、五角反柱の構造です。

(つづく)

<おまけのひとこと>
 先週(11/17〜21)も仕事がとても大変で、週末に帰宅してお酒を飲んで、さっさと寝てしまいました。夜中に目が覚めたので、5枚のカードを組むスリットについて考え始めたのですが、図を描かないとわからなくなってしまったので、起き出してきてパソコンでCGを作りながら考えてみました。2時間ほどかかって設計はしたのですが、これを作るのはとても大変そうだと思って、もう一度寝に行きました。
 朝、起きてきて息子を駅まで送ってきてから、「せっかく設計したので作ってみるか」と思って作り始めたのですが、1時間以上かかってしまいました。途中でわからなくなって分解してやり直して、ということを何度もやって、ようやくできました。途中で諦めようかと思ってしまいました。パーツを色分けしておくとだいぶ違うのですが、全部同じ色で作っているので、途中で混乱するのです。






11月22日(土) 5枚のカードを組む(その3)

 もうちょっと違うパターンはできないかなと思って、こんなCGも作ってみました(図1)。

図 1

 これならそれぞれのカードは2枚としか交叉しないので、構造はシンプルです。

図 2

 パーツはこんな風に設計してみました。ちょっと(かなり)無理があるかなあと思ったのですが、一度組んだら外れないという構造にしようと思ったのです。(ちなみに図2のパーツ、左から見ると顔のように見えます。)

図 3

 パーツを折り畳まないと組めない構造なので、パーツに折りしわが残ってしまうのが美しくないです。

図 4

 昨日のモデルと比べてみました。昨日のもののほうが構造としては好みです。(出来は悪いですが。)

(つづく)

<おまけのひとこと>
 先週末、お向かいの畑の方から白菜2個とキャベツを3個いただきました。お礼にちょっとしたお菓子を差し上げました。主にご自宅で食べるように作っていらっしゃるようで、農薬とかもあまり使っていないようで、とても新鮮でおいしいのです。そのかわり青虫とかがいたりしますが、それは安全な証拠です。こんなによいものをいただけて、本当にありがたいと思っています。今シーズンも霜が降り始めました。畑もそろそろおしまい、これから長い冬になります。
 22日(土)の22時過ぎに地震がありました。息子は高校の合宿で不在で、私は妻と自宅を離れていました。自宅付近は震度3くらいだったようです。会社の安否情報システムを確認して、職場のメンバーにメールで安否情報登録を依頼して、などとやっていたらだいぶ遅い時間になってしまいました。






11月23日(日) 5枚のカードを組む(その4)

 五角反柱のかたちがわかりやすいようにと思って、久々にフレームモデルを作ってみました。

図 1

図 2

 図1、図2の左側が5枚のカードのモデル、右側がフレームモデルです。向きもほぼそろえて写真を撮っています。

 これは設計からパーツ切り出し、組み立てまで1時間はかかりませんでした。きちんと作れましたが、この構造は5枚カードのほうが美しいかなと思いました。(くどいですが、このモデルは出来が悪いですが。)

(つづく)

<おまけのひとこと>
 仕事がいろいろ間に合っていなくて、この週末も宿題がたくさんあります。なのにまだ全然進んでいません。(これを書いているのは11/24の朝です。)
 24日(月)は休日出勤をする予定だったのですが、知り合いの告別式が14時からあるということで、出社はやめてそちらに行くことにしました。会社のOBの方で、まだ定年退職されて5年くらいしか経っていません。なんというか、他人事とは思えないです。






11月24日(月) 5枚のカードを組む(その5)

 フレームモデルのパーツです。

図 1

 パーツが5つあって、それぞれが他の4つと交叉します。外側に切り欠きがあるのが内側パーツ、内側に切り欠きがあるのが外側パーツです。5種類、パーツの切り欠きは全部異なります。内側パーツから順に組んでゆきます。図1では右から順に組んでゆくことになります。

図 2 図 3

 出来上がりの写真です。フレームモデルは組むのは簡単です。また、使っている紙の面積は非常に小さいです。(無駄が多いとも言えます。)図2は星型の面が床に接するように置いた写真、図3は五角反柱の側面の三角形が床に接するように置いた写真なのですが、あんまり違いがわからないですね。

<おまけのひとこと>
 23日(日)の夕方に自宅に帰ってきました。地震の影響がなかったか、暖房の室外機とかの確認をしましたが、震度3なので地震の被害はありませんでした。






11月25日(火) 大人の譜読 〜スコアの間違いさがし〜

 大人の譜読 〜スコアの間違いさがし〜という本(?)を楽器屋さんの楽譜棚で見つけて、IとIIと2冊、つい買ってしまいました。いずれも1,200円(税別)でした。

図 1 図 2

 ページの見開きの左側が正しい楽譜、右側が間違いを含んだ楽譜で、1ページの間違いは10箇所だそうです。IもIIも4ページから83ページまでが問題で、その後に解答が掲載されているという構成です。見開きで40問、全部で400箇所の誤りを見つける問題ということになります。

 楽譜にはときどき誤植があります。こういう本を出版するときに誤植があったら大変ですから、校正は気を遣っただろうなと思います。また、購入した私が言うのも変ですが、そもそもこの本の企画がよく通ったな、売れるんだろうかと心配になりました。

 左側に正解があるので、楽譜を全く知らない人でも、図形やパターンとして「間違い探し」はできます。が、楽譜を読むのが好きで、パズルが好きな方にはお勧めだと思います。

<おまけのひとこと>
 楽譜が好きなので、いろいろな曲のスコアも何冊も持っていますが、知らない曲をスコアを見て頭に思い浮かべる能力は私にはありません。知っている曲をスコアを見ながら思い出して頭の中で思い浮かべる程度です。
 私がかろうじて楽譜から知らない曲を想像できるのは、バロックのトリオソナタ(旋律楽器2つと伴奏)くらいまでです。自分が演奏する前提で、店頭で楽譜を手に取って一生懸命読んで曲を想像して、面白そうなきれいそうな曲の楽譜を買うのが本当に楽しいです。でもそうやって買った楽譜を実際に演奏してみると、「はずれ」のこともあります。






11月26日(水) 湯山昭「ピアノ小品集」

 昨日ご紹介した「大人の譜読」と一緒に、湯山昭の「ピアノ小品集」を買いました。

図 1

 全音のピアノの楽譜で、難易度は★2つです。こちらに曲目の解説と、一部の曲の演奏のYouTubeへのリンク集がありました。難易度は高くないですし、演奏時間も1分程度の短い曲ばかりですが、演奏効果は高く、素敵な曲がたくさんあります。一通り弾いてみましたが気軽に楽しめました。バロックっぽい舞曲(メヌエット、サラバンド、ジーグ)、モーツァルトやベートーヴェンのオマージュなど、面白かったです。

 和声やリズムはさりげなく凝ったものも多く、例えば右手の高いドにはシャープが付いているのに、左手の低いドにはシャープが付いていない(わざわざナチュラルが付記されている)といったような箇所があったりするところがあったりとか、5拍子とか、3+4+2拍子とかの曲があったりとか、楽しかったです。

<おまけのひとこと>
 次の週末は仕事が入っています。その準備をしなければいけないのですが、平日にはとても時間が取れないので、この三連休(11/22-24)にやらなければいけなかったのですが、進んでいません。これからがんばらないと。






11月27日(木) 檜垣(ひがき)

 しばらく前から平面を規則的に埋め尽くすタイリングパターンについて勉強し直しているのですが、図1の「檜垣」というパターンが好きです。

図 1

 歩道の敷石とか、床材とか、かごとか、いろいろなところでこのパターンを目にします。(図1は2色で塗り分けています。)

 このパターンを自分でも作ってみたくなって、グラフ用紙を1cm幅に切った帯を作って、編んでみました(図2)。

図 2

 まずは図2の左側のように、「市松」になるように素直に編みました。帯は長さ25cmのものを5本使っています。長さは少し余るので、不要な部分はカットしました。こちらは機械的に編んでゆけるので簡単です。正方形のかたちになるようにしているのですが、ヘリの部分の折り返し方も単純です。

 一方、図2の右側の「檜垣」ですが、写真の正方形の左右の辺は、帯を折る方向がそろっていますが、上下の辺は折り返す方向が1つおきに逆になります。なので編むときにちょっと考えないと間違えます。(実際間違えました。) 「市松」に比べて帯が交差する回数が少ないため、頑丈さという点では劣ります。

 試作なので出来が悪いですが、作ってみて気が済みました。写真に撮ってみたら、グラフ用紙の表の淡い青い色と、裏の白い色の区別がほとんどつかなかったので、画像のガンマ調性をして明るい諧調の分解能を上げて、コントラストを上げて、なんとか見えるようにしました。

 これらは帯が直交している必然性はなくて、菱形の格子として組むこともできます。そのうちやってみようかなあと思っています。

<おまけのひとこと>
 いつもの通り週末にまとめて更新しています。今週末は休みが1日しかありません。






11月28日(金) 「エッシャーとペンローズ・タイル」

 PHPサイエンス・ワールド新書の「エッシャーとペンローズ・タイル」(谷岡一郎)を読みました。

図 1

 よくまとまっていて読みやすかったです。ロビンソンの強制非周期タイル(6枚組)、作ってみたくなりました。

<おまけのひとこと>
 11月24日(月)夕方にタイヤ交換をしてきました。
 年に1度の、会社の駐車場の抽選会がありました。私は軽自動車で通勤しているので、駐車場はまず変わらないのですが、普通車の駐車場は4か所あって、遠いところを引いてしまうと、冬場は特に大変です。今回、海外出張中の方2名分の抽選を頼まれていて、遠い駐車場を引いたら申し訳ないなあと思っていたのですが、一人は一番近いところ、もう一人はちょっと遠いけれど一番遠い駐車場ではないところ、でした。






11月29日(土) ZOOBブロックの正十二面体

 先日ご紹介したZOOBブロックで正十面体を作ってみました。

図 1 図 2

赤パーツで三角形を20個作って、緑パーツでつなぎます。赤60個、緑30個です。

(つづく)

<おまけのひとこと>
 29日(土)と30日(日)の更新は、数週間前に作って写真を撮ってあったもののご紹介です。






11月30日(日) ZOOBブロックによる菱形十二面体

 同じ方法で、菱形十二面体の構造を作ってみました。

図 1

 一般的な視点から見たところ(図1)。

図 2 図 3

 次数3の頂点から見たところ(図2)と、次数4の頂点から見たところ(図3)です。

 これは、赤い正方形を6個と赤い三角形を8個作って(なので赤パーツは4×6+3×8=48個)、それを緑24本でつなぎます。

 昨日の正十二面体もそうなのですが、形がかっちりとは決まらないので、対称性が高くなるように微調整します。その作業もなかなか楽しいです。

<おまけのひとこと>
 この更新は29日(土)に書いています。30日(日)は朝から地区の用水路の清掃があって、その後は会社に行って終日仕事です。






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