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以前の「ひとこと」 : 2007年3月後半



3月20日(火) BrainTwist

 とても久しぶりに更新します。(7週間ぶりです。アクセスカウンタはちょうど1万だけ増えていました。ごめんなさい。)継続して更新できる自信は今のところまるでありませんが、とりあえずたまには更新しようかな、と…



 先日、こんなパズルを店頭で見かけて、思わず買ってきました。

図 1

 “ブレインツイスト”という名前です。形と機構が面白いです。

 写真のように、正四面体状のかたちをしているのですが、それが「裏返る」のです。正四面体の形のときに、各頂点が回転できます。これによって色がばらばらになります。

 パズルとしてはかなり易しい部類になるかと思います。でも、きれいですし面白いのでお勧めです。

<おまけのひとこと>
 今年は不思議な気候で、記録的な暖冬で3月あたまにはとても暖かかったと思ったら、最近はまた寒くて大変です。先日、通勤に使っている車を6ヶ月点検に出しました。ちょうど1万キロほど乗ったところだったので、1000キロ、4000キロ、7000キロに続いて4回目のオイル交換をしてもらい、ついでに冬タイヤもノーマルタイヤに履き替えてもらってしまいました。「もう大丈夫でしょう」という意見と、「いや、こういう天候の年は4月に入ってから必ず大雪が降る、気が早い」という意見と両方あります。家のもう一台の車はまだ冬タイヤを履いているので、もし降ったら駅までその車で行って、電車で行こうかなと思っています。

 本業のほうが、ずっとものすごく忙しかったのですが、ようやく少しは落ち着いてくるのかなあ、と期待しています。(甘いかもしれません。)






3月21日(水) 中川さんの切稜立方体ユニットによる立体パズル

 いつもお世話になっている積み木インテリアギャラリーいたち丸の中川さんから、切稜立方体をいくつか連結したものをパーツとした立体パズルをいただきました。本当にありがとうございます。

図 1

 パーツは9つあって、全て形状は異なります。切稜立方体を4個連結したパーツが6つ、3個連結したパーツが1つ、2個のパーツが1つ、そしてユニットである切稜立方体が1個、というパーツが1つです。ユニット数の合計は30個になります。図1は、ケースから4つのパーツを取り出してみたところの写真です。1個のパーツと2個のパーツ、それから4個が立体的に接合されたパーツが2つ見えています。

 同封されていた2つの作例の1つ、「ピラミッド型」を作ってみました。葉樹林さん3月16日の日記にも紹介されていましたけれども、気持ちのよい、飾っておきたくなるパズルです。

図 2

 パーツによっては、キレーターのように別のパーツを立体的に挟み込む構造になっているものがあるのですが、これがきつすぎずゆるすぎず、たいへん精度よく作られていることに感心します。

 付属のケースに裏返しに入れてみました。

図 3

 これはこれで面白いです。今はこれをもう一度ひっくり返して、透明カバーをかけたピラミッドとして飾ってあります。ありがとうございました。

<おまけのひとこと>
 更新を再開したら、それを喜んでくださったメールをいただきました。本当にありがとうございます。また、いつも拝見している日々雑感でもコメントいただきました。ありがとうございます。おそらく毎日更新というわけにはいかないかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

 今日はお彼岸で、家族でお墓参りに行きます。家を出るのがちょっと遅くなってしまいました。






3月22日(木) ブラヴェ

 最近、ブラヴェ(リンクはWikipediaです)という作曲家がお気に入りです。先日、2ヶ月ぶりくらいにリコーダーの練習に行ったのですが、そのときに、このブラヴェの2本のフルートのためのソナタを4曲、合わせてきました。

 WIMA:Werner Icking Music Archiveというページがあります。フリーで楽譜がたくさんダウンロードできてとてもありがたいので、ときどき見に行っているのですが、しばらく行かないでいたら、ここの楽譜が増えていて、ブラヴェのページも新しくできていました(こちら)。

 上記の譜例は作品1の2の冒頭です。最初にアルトリコーダー2本で、作品1の1から4までの4曲の全楽章を順番に合わせてみて、それからその中では一番きれいかなと思った2曲目のソナタを、テナーリコーダー2本で音域を下げてやってみました。とても楽しかったです。

<おまけのひとこと>
 昨日はお彼岸でお墓参りに行きました。昨年の秋からの落ち葉がたくさん積もっていて、お掃除に家族4人で1時間かかりました。みんなとてもよく働いてくれたので、ちょっと距離はあったのですが、東御市というところの滋野小学校の近くにある、アンクルトムというお店にお昼を食べに行きました(お勧めです)。






3月23日(金) 正三角形4枚組み

 実はもう2ヶ月近く前のことなのですが、以前から何度かご紹介している正三角形を4枚組むかたちを、紙以外の素材で作ってみましたというメールをいただいたのです。しかもそれを動画として撮影されて、YouTubeに投稿してくださったそうです。早速見せていただきました。こちら(http://www.youtube.com/watch?v=N20hSZo6m_A)です。

 これはどんな素材で作られているのでしょうか、とてもきらきらと輝いていて、美しいですね。感激しました。本当にありがとうございます。

 実は私も、プリンタで印刷可能なOHPシートにプリンタで色をつけたものを組んでみたりしています。写真を紹介したかどうか忘れてしまいました。(7年もやっていると、何を載せて何を未掲載なのかだんだんわからなくなります。)今日は調べている時間がないのですが、まだ紹介していないようでしたら現物を探し出して写真にとってご紹介しようかなと思います。

<おまけのひとこと>
 紙折ってる場合だろ!!のKawachoさん、コメントありがとうございます。オリジナルの美しいユニット多面体折り紙にいつも感心しています。最近、その方面の創作をぜんぜんやっていなくて、申し訳ないというか不甲斐ないというか…。
 すみません忙しくてメールの御返事が遅れています。(更新の時間をとるのが精一杯です。) 今日は職場の飲み会です。自分が言いだしっぺなのですが、ちょっと体調が悪くて残念です。






3月24日(土) スピネットの調整

 昨日、久々にスピネット(一段鍵盤の小型のチェンバロ)にさわってみたら、鍵盤が1つ戻りにくくなっていました。ジャック(鍵盤を押すと垂直に持ち上がって弦をはじく部品)のほうに問題があるのかと思ってジャックを抜いてみたのですが、やっぱりうまく戻りません。ちなみにどの鍵かというと、中央のA(ラ)の音です。0.5〜2秒くらいの間に戻るのですが、連打するとその音が鳴らないので気持ちが悪くて仕方がありません。

 木ネジで止められているフロントパネルを2枚はずして様子をみてみました。

 上にずらっと並んでいるのは調律用のピンです。その向こう側に、ジャックの頭の部分だけが少し見えています。鍵盤の奥のほうに、ジャックのエンドピンが2本ずつペアになってずらっと立っているのが見えます。動きにくい鍵盤のどこに問題があるのか、どこに原因があるのか、結局よくわからなかったのですが、ちょっとはずしてみて戻したら、動きが少し改善されました。

 とあるページで、ベートーヴェンの月光ソナタの第一楽章をチェンバロで弾くとおもしろいという話が出ていたので(すみませんどこで読んだか忘れました)、ちょっとやってみました。チェンバロならば左手のオクターブは単音のほうがきれいかな、と思いました。

<おまけのひとこと>
 日々雑感のktsさんは、小林道夫リサイタルをお聴きになったそうで、羨ましいです。小林道夫さんのコンサートは、演奏の合間にいろいろと解説を語って下さって、それがまた面白いですね。






3月25日(日) DENON クレスト1000

 最近、クラシックCDの廉価版のレーベルがいろいろ増えてきてうれしいのですが、特にありがたいと思っているのが、DENON クレスト1000というシリーズです。1枚1,000円、2枚組みは1,500円というありがたい値段で、フルート(トラヴェルソ)の有田正広、バロックヴァイオリンの寺神戸亮、チェンバロの中野振一郎といった日本の有数の古楽演奏家の、比較的新しい演奏なども収録されていて、本当にありがたいシリーズです。

 お勧めしたいものはいろいろあるのですが、最近はまっているのが、こちらのブラヴェのフルートソナタ集です。曲が本当にすばらしいです。これをやるとしたら私は鍵盤で参加ということになりますが、いつかぜひやってみたいものだと思います。

<おまけのひとこと>
 今年も秋にコンサートができるといいなと思っています。練習量がどうしても少ないので、これまでは技術的に余裕のある曲を選択してきたのですが、一緒にアンサンブルをやっているメンバーから、今年はもう少し難易度の高い曲に挑戦しませんかと言われて、ちょっと難しい曲を仮に選んでみたのです。ちなみに、昨年も最後のプログラムがリコーダーとトラヴェルソのトリオソナタだったので、今年もそうしましょうか、ということで曲を探しました。ところがこれが今のところまったく練習時間が取れない私の手には負えなくて、トラヴェルソのほうはなんとかなりそうだと言われているのに、リコーダーのほうが指も舌も回らないのです。「やっぱりもう少し易しい曲にしましょうか」ということになってしまうかもしれません。申し訳ないことです。






3月26日(月) 中川さんの切稜立方体ユニットによる立体パズル(その2)

 先日、3月21日のひとことでご紹介した、積み木インテリアギャラリーいたち丸の中川さんのパズルのもうひとつの作例、切隅八面体骨格を作ってみました。

 これも、葉樹林さん3月24日の日記にも紹介されていました。この作例も葉樹林さんよりもご紹介が一足遅くなってしまいました。

図 1 図 2

 図1は、付属のアクリルケースを利用して組み上げたところです。かたちを把握するのが、慣れていないとちょっと難しいかもしれません。図2は、真上から見たところです。田んぼの田の字のように、4つの穴が貫通しているのがわかります。(これも写真だとちょっとわかりにくいですね。)この立体は、3方向どこから見ても同じかたちをしていますから、この4つの穴は、上下左右前後に通っていることになります。

(つづく)

<おまけのひとこと>
 さてまた一週間が始まります。






3月27日(火) 中川さんの切稜立方体ユニットによる立体パズル(その3)

 積み木インテリアギャラリーいたち丸の中川さんの切稜立方体ユニットによる立体パズルの話のつづきです。市販されているパズルではないですし、完成写真だけをご紹介していても面白さが伝わらないと思いますので、今日はピースの形状と、昨日の完成形をご紹介しようと思います。(中川さん、公開の許諾をありがとうございました。)

 最初に、このパズルの9つのピースの形状です。このようになっています。

 昨日ご紹介した切隅八面体の構造を作るとき、最初に苦労するのは上の右端の白いピースと、その隣のオレンジのピースです。下のgifアニメーションで目標の形を示しておきますが、この完成形のどの部分に、上の白やオレンジのピースが収まる場所があるか、ちょっと考えてみてください。

 なお、わかりやすいようにと思って、内側の6個を緑に、外側の24個を白にしてあります。

<おまけのひとこと>
 今日はこれから千葉に出張です。列車の中で読もうと思って、本をたくさん持っていく予定です。(でも行きは「予習」しないといけないです。)








3月29日(木) 切稜立方体と切隅八面体

 最近ご紹介している、積み木インテリアギャラリーいたち丸の中川さんの切稜立方体ユニットによる立体パズルですが、ピースの形状をCGでご紹介したところ、Mrtn Directoryさんで、このパズルのペーパーモデルでの作成にトライアルされるという話が紹介されていました。

 お役に立てたらうれしいな、考案者の中川さんも喜んで下さるに違いないと思って、blogを拝見したのですが、よく見ると、部品として切頂八面体(私は切隅八面体と表記する派です)を準備されているご様子です。これでは切稜立方体のパズルにはなりません。

 実は私はよそ様のblogや掲示板等にコメントを入れない主義(というほど大げさなものではないのですが)で、今までコメントとか書いたことがなかったのですが、これは大変だと思ってコメントさせていただきました。

 切稜立方体と切隅八面体では、まず面の数が違います。切隅八面体は、元が正八面体で、その6つの頂点を切り落とすことで8つの面が正六角形になり、頂点の切り口に6つの正方形があらわれます。切稜立方体のほうは、元は立方体で、その12の稜を切り落とす(面取りする)ことで、切り口に細長い六角形が12あらわれます。元の面は正方形の形のまま小さくなります。

 別の見方をすると、切稜立方体は、元が菱形十二面体で、菱形十二面体の次数4の頂点を切り落としたものと考えることもできます。(このほうが、正八面体から切隅八面体を作るのと近い操作になります。)この操作で、もともとの菱形の12の面のうち、鋭角の側が切り取られて細長い六角形に変わり、切り口に正方形が6枚あらわれます。

 この2つの立体のもう1つの大きな違いとして、切隅八面体はアルキメデスの準正多面体の中で唯一の空間充填多面体ですが、切稜立方体のほうは、元が空間充填多面体である菱形十二面体の頂点を切り落としてしまった分、小さな立方体の隙間を作りながら空間を埋め尽くす形になっています。

 …今日の話は図が必要だと思ったのですが、描いている時間が取れません。文字だけでは多くの方は何を言っているのかわからないかもしれません。申し訳ありません。

<おまけのひとこと>
 古本屋さんで105円で買った「ノービットの冒険」というSFを移動中に読んだのですが、面白かったです。










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