エントロピーは、将棋や囲碁やオセロのように二人が1手ずつ交互に操作しながら戦うゲームです。それぞれ駒を7個ずつ使います。自分の駒全部が盤面に分散して、自分のコマ同士が接していなくなったら勝ちです。ただし条件があって、自分とも相手とも接していないコマができてしまったら、可能な限りその状態を解決しなければなりません。ルールをご理解いただくため、JAVAによるプログラムを用意しました。 コンピュータはお相手はできませんが、ルールどおり動かすことと勝敗のチェックを行います。ぜひお試しください。
なお、エントロピーのルールに関しては、あそびのコラム24でもうすこし詳しく説明してありますので、ご覧下さい。
目的
自分のすべてのコマが互いに接さず、かつ相手のコマとは接している状態にする。
自分の手番の時の動作
1. 自分の駒を動かす。移動できるのは自分のコマと接しているコマのみ。移動はチェスのクィーンと同じく8方向に好きなだけ移動できる。 ただし味方や敵のコマがあるマスには入れないし、他のコマを飛び越すこともできない。
2. 自分の番の時、コマを動かす前に、もしも味方とも敵とも接していない孤立状態のコマがあったら、移動できる他のコマを動かして、孤立していない状態にしなければならない。孤立状態のコマが複数ある場合は、1回の移動ですべての孤立状態を解決しなければいけない。もしもルール上許されている動きでそれが実現できなければ、パスしなければいけない。
3. 動けるコマがあるときに、戦略的にパスをすることは許されない。 動けるコマがないのに勝利条件を満たしていない場合はパスする。
4. 自分の手番が終了する段階で、自分が移動した結果孤立コマが生じてもかまわない。
ゲームの終了
1. 移動の結果、自分または相手が勝利条件を満たせば、そこでゲーム終了。
2. 移動の結果、自分と相手が同時に勝利条件を満たせば、引き分けでゲーム終了。
3. どちらも移動できなくなって、なおかつどちらも勝利条件を満たしていない場合は引き分けでゲーム終了。
4. 千日手になったら引き分けでゲーム終了。(でいいと思います。)
操作方法
動かしたいコマをクリックすると、選択されたコマに黄色いマークが付きます。移動可能先があれば、グレーの小さなマークが表示されます。続いて、グレーの移動先候補のどれか1つをクリックすると、コマはそこに移動して手番が変わります。
手番の最初に孤立コマがある場合、それを解決できる移動以外は移動先候補として表示されません。動けるコマがない場合に限り、[Pass]ボタンが有効になるように作ってありますので、その場合は[Pass]ボタンを押してください。
[Reset]ボタンを押すと、盤面が初期状態に戻ります。1手戻す等の機能はありません。