’2005 China   

10月13日 四姑娘山群 4,000m峰登頂
6:15 モーニングコール
7:00 朝食
8:00 出発

4,000m峰登頂の日、前日の説明で「登頂組み」と「稜線組み」に分かれることになり、稜線組みはその名の通り、稜線でのんびりする。我家はもちろん「登頂組み」です。中国には「ランチボックス」って考えがないため、ツアーリーダーの鈴木さんがこの日のお昼を作ってくれ、朝ロビーで受け取る。メニューはメインにアルファ米の「山菜おこわ」、おかずに豆、しば漬け、など。真空パックのものを分けてくれたのだと思うが、ランチボックスはすべて、ジップロックの袋に入れてくれてあった。
前半は全員でのんびり登って行く。その途中から雲が多少かかっているものの4つの山がすべて見えた。


左から四姑娘(スークーニャン)山(6,250m)
三姑娘(サンクーニャン)山(5,664m)
二姑娘(アールクーニャン)山(5,654m)
大姑娘(タークーニャン)山(5,055m)


咲き終わりのエーデルワイスの花。
本場のスイスよりずっと大きくて数も多いみたい。

さてさてこの日の登りはというと、稜線まで標高差300m、登頂まではそこから更に600m、あわせて900mになる。標高差そのものはたいしたことないけど、なんせ4,085mまで行くので、ゆっくりゆっくり登っていかないと息が続かない。
ちなみに登頂組みは、7人だった。

↓ こんなところをのんびりのんびり登って行った。目指すは★4,085m地点


日本にも咲いているリンドウ・・・青がきれいだった


目的地が近くづくに連れて四姑娘山は雲に隠れてしまった。


ナナカマド・・・実がピンク色

ピークの直下は紅葉がきれいだった。特にナナカマドの実がピンク色だったのが印象的だった。
ちょうどお昼に目的地に到着し、それぞれ好きな場所でリーダーに作ってもらったお弁当を食べた。場所選びがこれまた苦労した。なぜかというとここはヤクの散歩道なので置き土産が多いのなんのって・・・
でも山頂で食べた「山菜おこわ」はとってもおいしかった。やっぱり少し汁が出ていたので、袋に入れてもらってとっても助かった。
ピークでは1時間くらいのんびりしたが、それでも四姑娘山は顔を出してくれなかった。とても恥ずかしがり屋さんの四女みたい。
名残惜しい中下山。下山時に見ると紅葉は更にきれいだった。


↓は前日バスで通って来た道 一番左にいるのがペーター

結局下山中も四姑娘山は見えなかった。
それがとっても心残りだったため、ペーターの希望でホテル到着後夕飯までの時間、四姑娘山が見えるだろう位置まで行ってみたが、結局そこは見える場所ではなく引き返した。結局1時間くらいヤクの●が多い中苦労して歩いた。
その間他のメンバーはみんなバスを使って汗を流しておりました。我家だけ汗をかいたまま夕飯に行った。(笑)
旅も後半に入るとメンバーはみんな打ち解けて、日本の山のこと、海外の山のことなどで話が弾み、気がつくと9時近くになっていた。それにしても今回参加の方々は海外のトレッキングに非常に多く行かれていて驚いた。

10月14日 移動日
5:30 モーニングコール
6:30 朝食
7:30 出発

2日前に通って来た道で成都まで戻る日。巴郎山(パーローシャイン)峠、パンダ保護センターも再び通り成都まで。
その前の展望所にも寄ったがこの日も四姑娘山は隠れていて見えなかった。そこで一人の人が買った「
サンザシの実」を干したものがおいしくみんなに評判で買いたかったがすでに遅し。でも注意していたら途中のお店にあったのでみんなけっこう沢山買った。うちも沢山買って友達へのお土産にした。サンザシは日本にもあるみたいだけれど食べたことはなかったので、甘酸っぱい味がおいしかった。
成都では三国志の英雄達を祀ってある「武侯祠」(ぶこうし)を見学し、街のレストランで全員揃っての最後の夕食を過ごした。その後、希望者は四川の伝統芸能の「川劇」(せんげき)を見に行ったが、我家は街へ買い物に出た。イトーヨーカドーがあったのでお茶を欲しいと思い地下のスーパーに入った。ヨーカドーだけあって形式は日本とまったく同じだったが、人があふれかえっていてびっくり!!お茶はウーロン茶、ジャスミン茶などを買った。このジャスミン茶が安い割には香りが高くなかなかおいしかった。もっと買ってくれば良かったと後悔。

10月15日 帰国
(東京組み)
6:30  朝食
10:30 荷物出し
11:00 集合
成都発 13:40 (30分くらい遅れた)
成田着 21:30 (こっちはほぼ時間通り)

出発は行き先の空港にあわせてまちまち。
一番早いのが福岡空港組みで6:00ホテル出発だったかな?なので前日の夜のうちにあいさつを済ませる。その次は大阪組みで9:00ホテル出発。東京組みは一番遅く11:00だった。
帰りもやはり北京で一回降りて出国の手続きをして日本まで戻った。成田空港で荷物を受け取った順に挨拶をして分かれた。
9日間を共に過ごしただけあって、別れは寂しかった。

帰ってから
旅の最後の方で「帰ってしばらくするとこの汚い街が懐かしくなる」って言った人がいたけど、まったくその通りで、スーツケースに染み付いた中国の匂いが妙に懐かしく、また行きたくて仕方がない私。
また買って来たお茶を毎日飲んでいるせいもあって、いつまでも旅の余韻を引きずっている。
ペーターは今度は「きれいな国がいい」と言うけど、私は次回があったらまた中国に行きたい。果たして次回はいつ、どこになるのか???
それよりも次回はあるのか!!


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