グリーングラスキノコのページ 3(おいしい食べ方・保存法)

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チャナメツムタケ(地方名 ツチナメコ、マツクリタケ)9月中旬〜10月中旬。チャナメツムタケ

クリタケによく似ているので間違えられるが安全でおいしいキノコなので間違えられても差支えありません。クリタケが切り株に生えるのに対して、これは地面に生えて株にはならない、茎はクリタケよりも白くて太い,などの点で区別できます。ツチナメコの名のとおり湿っているときはぬめりが強く香りもナメコに似ています。クリタケと同様の環境に発生しますがやや遅く顔を出し、湿った明るい広葉樹林を好むようでけっこう気難しい環境に生えるようです。近頃は森が荒れているせいか数が少なくなってしまいました。
おいしい食べ方
土の香りがして正に野生児のキノコと言ったところ。ぬめりを生かして大根おろし和え(予め下味を付けておくのがコツ)、豆腐とみょうがと一緒に味噌汁(赤だしがよく合う)、味噌仕立ての鍋物(カキの土手鍋に入れると絶妙!)など、など。                   
                                                                                                                                                                                      
コウタケ 8月下旬〜10月上旬。コウタケ

そのグロテスクな外観とは裏腹に味、香り、歯ざわりともに優れたキノコで時に径30cmにも達するその姿は雑木林の王様にふさわしい風格があります。
松の混ざる広葉樹林に大きな菌輪を作りビクが一杯になる時は喜びもひとしお。発生する環境が気難しいせいか近年はその見つけ難い色もありなかなか出会えないキノコです。
おいしい食べ方
洗わずにゴミと石突をきれいに取り網で焼いて酒を振り掛け醤油と酢橘かポン酢をかけると日本酒にはぴったり。炊き込み御飯には手で食べやすい大きさに裂いて水に放してアクを抜き水を切ってから下味をつけてからご飯と混ぜます。同様に下ごしらえしたものを塩、酒、醤油で味付けしてアルミホイルに包み焼いたものも絶品です。好みでバターを入れると洋風の一品に。たくさん採れた時には洗わずに2〜4っ切りにして糸で吊るして乾燥させると香りが強くなり保存がききます。
クリタケ(9月中旬〜10月中旬)クリタケ

その名のとおり栗の実によく似ていて転がっている山栗と間違えるほどです。よく間違えられるニガクリタケ(猛毒)は全体に華奢、カサと茎が黄色みを帯びる、強い苦味があるなどの点で区別できます。上のチャナメツムタケよりも歯ごたえがあるので炊き込み御飯にもよく合います。

おいしい食べ方
上記の大根おろし和え、味噌汁、鍋物、またカサが開いて茎の硬くなったものは佃煮にすると長く楽しめます。

キノコの保存法
沢山採れたときには種類に応じた保存法で長く楽しむことができます。
1.乾燥:
シイタケなどのように比較的乾いた感じのキノコは石付きを取ってから天日で2〜3日からからになるまで干すと香りと栄養価が増して保存できます。チチダケ、ナラタケ、クリタケ、コウタケ、ムキタケなど。
2.冷凍:
ぬめりのあるキノコは石付きを取った後さっと湯がいて流水で落ち葉などを洗ってから冷凍する。ただし食感が落ちるのはいたしかたがない。ナメコ、ヌメリスギタケ(モドキ)、エノキダケ、シモフリシメジ、チャナメツムタケなど。
3.ビン詰め:
味と食感があまり変わらないのがこの方法。湯がいて洗うまでは2.と同様。保存ビンにキノコを詰めて水を張り(味付けしたものは汁を張る)軽くふたを閉めてヒタヒタの湯で40分中火で沸騰させる。一旦湯から上げてふたをしっかり閉めなおしてからさらに弱火で40分〜1時間ほど煮て出来上がり。常温で1年以上保存できますが香りはやはり少なくなります。失敗しないコツは必ず毎回新しいふたを使うことと十分に煮沸する事です。殆どのキノコはこの方法で保存できます。
4.土佐酢漬け:
雑キノコなどに最適なのがこの方法。
キノコは石付きを取ってから湯がいてよく洗い水を切っておく。大きなものは食べやすい大きさに切っておく。鍋に土佐酢(ショウユ180g、砂糖30g、みりん40g、酢240cc、だし適量)を入れ沸騰させた中にキノコを入れ弱火で5分ほど煮る。アクをとってからそのまま冷まして1晩置いて出来上がり。大根おろしやゆずを添えれば申し分ない逸品となる。何種類かのキノコを入れると味に深みが増していっそうおいしくできる。長期保存する時はこれを上記の瓶詰めにすると味はあまり落ちない。
5.塩漬け:     
ぬめりのあるキノコや水分の多いものなどは塩漬けが一般的。キノコはさっと茹でたあとよくゴミなどを取り除き水を切ってからたっぷりの塩で漬け込む。塩が薄いとすぐにカビがくるので要注意。塩出ししてから好みの料理に使えますが特に油炒めはおいしい。ただ、塩漬けは個々のキノコの味や香りが飛んでしまうのが難点。
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