ようこそF・K Homeへ 水抜き不要 全天候型非氷点下住宅  夏涼しく冬暖かい優しい別荘 モデルハウス見学受付中
  
 
【 寒冷地仕様 別荘建築のための予備知識とは 】


 第 20 回 10年・20年後を見こした設計を・・
 
 前回は施主さんの年齢を考えた間取りについて述べましたが、次に建物を設計する際の重要な点について考えてみることにします。

 前回のテーマと重なりますが、建て主さん自身が歳を取っていったときにどのような生活をしているのか、又はどのような生活をしたいのか、というテーマはとても重要な課題です。
 その手助けをするのが別荘の存在であったり、別荘自身が気持ちの上でのよりどころであったりするわけで、その際に重要なのがその別荘の仕様にあります。

 ということは、別荘住まいが今後の夫婦生活の基礎・基盤をなすわけですから、元気な生活を送れていても当然加齢しそれなりに年老いていくことを前提とした別荘作りが求められるわけです。
よくテレビ番組等で放送している○○一級建築士さん設計の「こだわりの別荘」に紹介される間取りや外観等の仕様は建て主さんの加齢を考えた設計とは思えない建築物が多いです。
 
 見た目にはとても素敵ですが生活のし易さや年老いたときの導線の問題そして何より建物が加齢した場合のメンテナンスの問題等とても将来を見据えた建築設計とは思えないものがよく紹介されています。今現在だけ別荘生活を楽しむので有れば良いかもしれませんが10年・20年後を見こした生活スタイルを考えたときこのような設計思想が正しいのか非常に疑問に感じています。

            
 
 住みやすい住居とはどのような住まいなのか、「外観」だけで判断するのではなく、如何に建て主さん自身が将来の自分たちの生活スタイルをどこまでイメージして設計与件を考えたらよいのかが問われるのです。

 簡単な例は総2階の建物であっても1階だけで生活できるような仕様にすることが大切です。年老いた場合は毎回2階へ上がる階段は危険で苦労が絶えなくなってしまいます。

 建物のと同様に加齢することを前提に10年・20年後の生活をどれだけイメージできるのかが設計与件の重要な鍵となるものなのです。
 環境や人に優しい家造りとはどのような視点が大切なのかを今一度考えて、今後の別荘作りに豊かな発想が問われることになるものです。

 というわけで、10年・20年後を見こした設計を考える場合の重要な課題・・・として
 次回は「 第 21 回 家族より、夫婦のための別荘作り 」をお送りします