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【 薪ストーブ お役立ち情報 】
G 薪ストーブ性能よりも「薪の性能」
薪ストーブの性能についてよく質問が来ます。
しかし、その性能とは何をもって性能と呼ぶのかよく分からないところがあります。
薪ストーブメーカーによって「暖房出力」も何を基準としているのか不明なところも多く、その出力目当てで薪ストーブの機種選定をおこなっても、多分ほとんど目安程度にしかならずあまり意味は無いと思います。
以前にも述べましたがそれは住宅性能との関係でしか「性能」論についても語れないからです。
個々の住宅事情に見合った薪ストーブがあるということです。
そして、その「性能」論について語る場合はやはり薪が基本です。どんなに素晴らしい薪ストーブであっても燃料自身の薪が優れていなくては何にもなりません。
「我が家のストーブは温度が上がらない」 「巡航温度に達さない」 「暖かくない」と様々な声を聞きますが、燃料たる薪についてどの様に管理し、乾燥具合がどの程度なのかとか、その薪の樹木の種類であるとか、あるいは投入直前まで外に置いていたとか、様々なケースによって焚ける温度が違ってきます。
一定の住宅性能の条件下、同じ薪ストーブを使用して、薪の管理具合の違いによるストーブ温度の変化を計測できればとても面白い測定データーが得られると思いますが、薪ストーブメーカーさんでもそのようなデーターはないようです。まして、私達素人が薪ストーブ性能について云々する場合、条件の違いを度外視して論じている場合が多いので、当然その話の内容はかみ合いません。
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