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【 薪ストーブ お役立ち情報 】



 J ストーブクッキングは楽しさおいしさ最高

 薪ストーブは暖房器具ですが調理器具にも変身します。ただし製品によっては天板が火傷しない程度にしか加熱させない安全設計の薪ストーブもありますので、機種選定時に薪ストーブをどのように活用したいかを事前に承知した上で選ばないと、やかんでお湯も沸かせない!と不満を感じる結果となります。

 この点については今シリーズ「機種選定編」等にて報告済みですので省略しますが、薪ストーブの魅力はただ単に暖を取るためだけの器具ではなくオーブン調理器具等としても利用できるところにその最大の楽しさがあります。
一言で表現すると「室内でバーべキューパーティーができる」です。

 要するに屋内で焚き火をしているのと同じなので、焼いたり煮たり何でも調理できてしまうわけです。

 特になんでもない普通のスーパーで売っているコロッケがちょっと焼くだけで外側はカリカリ中はホコホコと実に美味しくなります。パンや魚やステーキとその調理範囲は種類を選びません。

 どの様な種類の食材でもガスレンジで焼くのと比べものにならない香りと風味を楽しむことができます。

 さらに便利な点は調理の「後かたづけ」が必要ないということです。
 焼くときに使用した網は使い終わったらそのまま薪ストーブの中に入れっぱなしにしておけば「完全燃焼」されて脂身や調材のカスなど白い灰となって綺麗になってしまいます。
これは「台所を汚さない調理」だけにとても喜ばれます。
 
      


      
   

 ただし、注意すべき点が幾つかあります、コツのようなものですから私が経験的に学んだことをUPしておきます。

1.調理する時間にあわせて事前に薪をくめておくこと。
  調理直前に薪を投入するとスモークが掛かりすぎ、本来の素材の風味が損なわれてしまうことがあります。

2.調理内容によって熾きの量を調整すること。
  熾きの量によって炉内温度が違ってきますのでピザを焼くときは少なめ、ステーキなど焼くときは多めといっ
  た個々の食材によって熾きの量を経験的に習得してください。

3.温度管理は熾きの量と一次燃焼用空気の流入量と関係するのでこまめに注意すること。
  一次燃焼用の空気を大量に流入させると炉内温度が下がったり
  灰が舞い上がったりする場合がありますので炉内の薪の焚き加減に注意して
  炎の管理を行う必要があります。
  また、急に調理をする必要が生じた場合などで、まだ熾きが落ち着いていない時は
  ダッチオーブン等の蓋を薪の上に乗せて炎の加減を調整するといいでしょう。

4.トップローディングの場合は、天板の蓋の開閉時間によってスモーク風味が調整できるので、
  最初は蓋をあけたまま焼いて次第にコツを習得してから、少しづつ蓋の開閉時間を試していき、
  スモーク風味の味加減を調整すること。

5.特に薪の投入時間と熾きのでき加減によって全く違った風味になってしまうので、
  たまたま旨くいったのでまた焼いてみようと同じ操作をしても違った風味になることもしばしばあります。
  すべては熾きの量の加減次第です。
  しかしすべて熾きになってしまうとスモーク風味の味付けがつきませんで、
  その際は桜のチップ等熾きの上に振りかけて煙を焚いて味付けをします。
  これは失敗と成功を繰り返すうちに経験的に学んでください。

 以上5点の参考事項と注意事項を上げましたが、結論としてはすべては熾きの管理具合によります。この管理も炎を操る楽しさの一つです。

 一方、サンマなど焼いた場合はかなり油がでるので窓ガラスに油が飛び散って汚れる場合がありますが、薪ストーブ自体の焚き方が旨くいっていると自然と窓ガラスに付着した油汚れは綺麗に燃焼し尽くされていきますので、焦らず様子を見てみることも必要です。

 また、全く調理等に利用しない薪ストーブとストーブクッキングとして利用している薪ストーブとでは煙突の汚れ具合が当然に違ってくるので煙突掃除には注意を払った方がよいようです。

 薪ストーブを使った調理については自己責任で行うものですので煙突の汚れ等にはくれぐれも注意してください。
 アクレイムの場合はそんなに顕著な煤・タール等の汚れは感じませんが、薪ストーブの機種によっては影響が出る場合があると思いますので、薪ストーブの メンテナンスと煙突掃除は定期的に実施して楽しい薪ストーブクッキングを楽しんでください。

 では、次回は調理道具について【 K 「アクレイム用網焼き棒」と「アクレイム用五徳」 】をお伝えします。