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霧ヶ峰:強清水  
道の脇に咲くタムシバの花。 ヤマザクラも咲き出した所でした。

午後からは、先生の霧ヶ峰での鳥見フィールドを訪ねる事になりました。

  強清水の入口にある看板を見ると奥には幾つもの保養施設があるのがわかります。

ちょっと行った所で鳥を発見、モズでした。

   

チロリン山荘は営業を停止してからかなり経っていそう。 

 その奥の板橋区立霧ヶ峰高原学荘はすでに更地に戻されていました。

さらに奥に行くと、ちょっと変わった建物が見えてきました。  

昭和寺だそうで、ある事は聞いた事がありましたが、大阪万博の建物を移しただけだろうと、

あまり興味もわかず今まで一度も訪れる事はありませんでした。

国際霊廟中観山同願院昭和寺・無宗派。  

そもそもは、中観会(長野・富山・石川連合部隊の戦友会)の方々が戦没者の霊を敵味方なく鎮める為、

矢崎虎夫氏に頼み2体の観音菩薩像を造り、

1体は中国(北京の広済寺)へもう一体は大阪万博・昭和45年の古河パビリオン前に置かれたそうです。

  会も世界平和同願会に発展、万博終了後ラオス国王から万博ラオス館を寄贈され、

これを本堂としてここに移築し昭和寺としたものだそうです。

本尊は古河パビリオン前に置かれた世界平和同願観世音菩薩像、

左脇尊・万博ラオス館安置の釈迦像。 

 右脇尊・聖徳太子像。  

 聖徳太子は異教徒排斥を止める形で寺院の境内に鎮守神を奉祀して平和を願ったそうで、

ここ昭和寺にも、裏に三社神社が祀られていました。 

  今でも、法要が続いているのか、建物にも所々修理した後も見られました。 

  となりの建物は国際青少年研修会館だそうですが、

平成3年までは毎年続いていたそうですが、今では資金が続かなくなってしまったとか。  

 崇高な思いで造られた昭和寺、なんとか維持できればと思うしだいです。

   

さらに奥にあった、カヤバ健保霧ヶ峰保養所・沼津高校高原学園も既に無く更地になっていました。

そんな中でもサクラソウが春の訪れを知らせてくれます。

  このあたりで残っているのは、温泉のあるヒュッテ霧ヶ峰。 

 ここの温泉は掘り進んで行ったら、1600mにもなったそうです。

   

最後は霧の駅へ、ここでノビタキの姿を見つけた方もおられました。 

 ノビタキは4月半ば過ぎぐらいにはやって来るそうです。 

  高原の鳥は、高い枝先等に出てくるので、比較的見つけやすいそうです。  

 今日は、一日先生のとっておきの鳥見道を案内して頂きました。 

  霧ヶ峰は、もうじき花の季節、そのころまたのんびり鳥見の出来るのを楽しみに山を下りました。 

  感謝!!感謝!!

   
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