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第百八十九回自然と歴史探訪[探鳥会・尾玉と霧ヶ峰の夏鳥達]

尾玉団地:小鳥と緑花の散歩道

山笑うの季節、マリオ倶楽部での探鳥会は、今回で4回目(121回御野立公園/142・塩尻峠/165・軽井沢)となります。 

  今回は、現地尾玉団地にお住まいで、日本野鳥の会諏訪支部の副支部長もやって居られた、

篠崎さんが一日案内して下さるとの事で、夏鳥との出会いも大いに期待できそうです。  

 熊沢会長は、上社の七不思議の一つ・穂屋野の三光にも出てくる、月日星と鳴くイカル・三光鳥が、

私の方は日本三鳴鳥(ウグイス・コマドリ)の一つで、色も美しいオオルリが見られるかもと期待を膨らませての出発です。 

  昨日の雨も上がり、時々日差しも見られます。 

  ただ、ちょっと強い風が残っているので心配です。 

  尾玉団地では、昨年公開された東映の映画バースデーカードのロケ地にもなった所だそうです。

 映画は見ておらず、ストーリーもわかりませんが、吉田康弘監督の作品で、

40回日本アカデミー賞も受賞した作品だそうです。  

  新緑の映える尾玉団地の急坂を上っていくと、ロータリーの所にすでに篠崎先生が待っておられました。 

  バスを降りた所で、挨拶を済ませ最初は階段を上って尾玉公園へと向かいます。  

 尾玉の桜は4/28日頃が見ごろだったそうですが公園ではツツジが、

また近くの家では花桃がちょうど見ごろをむかえていました。

ロケ地ともなった大坂道。   

ツツジ咲く、尾玉公園の階段で足ならし。

ここ尾玉団地には、団地の出来た頃から緑化部というのが有って、

地域の環境整備に取り組んでこられたそうです。 

 散策路での探鳥会は2000年から毎年4月末頃に行われているそうですが、

2003年に諏訪市のおらほのまちづくり事業で、小鳥と緑花を楽しむ散策路整備事業として認定され、

その補助金で公園の東屋、鳥図板、散策路の整備等を行って来たそうです。 

  鳥図板は、この散歩道で見られる54種の野鳥を3枚に分けて描かれているそうで、

絵なので鳥のとまり方等特徴が良く表れているそうです。 

 大きさは、ほぼ実寸大で描かれているそうです。 

  絵は野鳥の会の支部長の林さんや竹中さんが書いて下さったとか。 

公園にある最初の鳥図板の鳥達は、公園周辺で見られる鳥達だそうです。

   
  2001年に建て替えられた尾玉の湯。

一段下った所に諏訪湖の良く見える展望台がありました。 

  諏訪湖の酸欠、天竜川へ流れ込む水の色、むやみに刈り取るヒシと、

野鳥の生体系の破壊等、諏訪浄化への取り組みの問題も話題に。

シロヤマブキ。  ヤマブキ。

   

左の小川はミツバチの水飲み場だとか。 

 本日最初の鳥は、キセキレイ。 

 喉元が白いので雌だとか餌を運んでいたので、近くに雛がいるのではとの事でした。

   

散策路はここから福沢川の砂防ダムまでの標高900m、距離1.3Kmの道だそうです。 

 車の通れる道が続いており、かっては砂防工事用の道路だったのかもしれません。 

  竹藪がありました、竹は破竹だそうです。

藤の花ももうじき咲きそう。

諏訪では珍しい桐林がありました、嫁入り用にと植林されたものだとか。 

 キツツキの巣穴、丸いところが入口だったそうです。 

 キツツキが木を叩くのはドラミングというそうで、

声の悪い鳥が雌に声をかける時か、虫を捕る時に行うそうです。

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