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ちょっといっぷく:レストラン・オルソンさんのいちご
 

今日の昼食は、木ノ花美術館にある、とんがり屋根のレストラン・オルソンさんのいちごで頂きました。

  コースはビーフシチューコースかサーモンコース。  

 最後は自家栽培のイチゴのフレッシュデザートで締め。 

 オルソンさんとは、猫のダヤンの住むワチフィールドの農場を経営する豚さんだそうで、

木ノ花美術館のオーナーが似ていたので名前が付けられたのだそうです。 

  食事の後は、隣の木ノ花美術館で、そんなダヤンの世界を堪能しました。

木ノ花美術館:
タシールエニット博物館。 

主人公・猫のダヤン。

木ノ花美術館は、池田晶子氏が1973年に始めた革工房・わちふぃーるどが、

個人の邸宅を改装して1998年にオープンしたそうですが、

2003年に全館をリニューアル、展示棟が増設されたそうです。 

 タシルの街のタシールエニット博物館を模した建物もその時造られたものだそうです。

  私は読んだ事がないので、詳しい事はわかりませんが

池田あきこ氏が描いた長編ファンタジー・猫のダヤンの世界を展示したものだそうです。

  美術館の名前は、浅間神社の御祭神・木ノ花咲耶姫の生地がこの近くだったのでつけられたそうです。

作家・池田あきこ氏・(本名晶子)は、1950年吉祥寺生まれで、

1983年に工房のメーカーのシンボルとして猫のダヤンを描いたのが、絵本作家の始まりだそうです。 

  1987年から次々と、猫のダヤンの長編ファンタジーが発表されたそうです。 

  わちふぃーるどは、地球の一部が、神々と巨人族の争いで、地球から切り離された世界で、

ダヤンは雪の神の魔法で地球からわちふぃーるどにやってきたのだそうです。

第一展示室は、長編わちふぃーるど物語の第一部・ダヤンわちふぃーるどへ。 

タシルの街。     ダヤンの家。

   

ダヤンのモデルとなった猫君・イスラエルのダヤン将軍に似ているとか。

  最後は第五展示室の夢灯り行燈・ダヤンの切り絵を見て、美術館を後にします。

古賀政男記念公園:  
   

すっかり雨も上がったので、近くの古賀政男記念公園によってみました。 

 和の国民栄誉賞を受賞した、作曲家・古賀政男氏が昭和20年に終戦までの5ケ月間、

陸軍省のはからいでここ河口湖村に疎開していたそうで、

2004年に生誕100年を記念して、音楽碑が造られたそうです。  

音楽碑では、影を慕いてと丘を越えての2曲が聞けるそうです。

富士山はだいぶ見えてきましたが、まだ雲の下。

公園の猫君・ダヤンに似てるかな。

   

近くに黄金の七福神がありました。 

 2007年に漫談家の綾小路きみまろさんが寄贈したものだそうで、

お堂は河口湖ぞいに建っており、七福神巡りが出来るとか。 

 ここにあるのは、寿老人・2011年のサッカー女子ワールドカップの必勝祈願に

佐々木監督も訪れたそうです。

河口湖ミューズ館:与勇輝館  
   

最後の訪問地は、河口湖大橋を渡った対岸の八木崎公園にある河口湖ミューズ館・与勇輝館です。 

 ここは、、河口湖美術館の出来た2年後の1993年・平成5年に

創作人形作家・与勇輝氏の人形の常設館としてオープンしたそうです。  

 河口湖美術館の分館として、富士河口湖故郷振興財団で多くのボランテア会員の協力の下に運営されているそうです。 

 美術館は、久保田一竹美術館同様、2009年のミシュランガイドにも、

2つ星美術館としてとりあげられているそうです。 

 木曜日は、通常は休館日にあたるそうですが、今日は富士山の日(2/23)なので特別に開館されているそうです。 

  与氏は、昭和12年の川崎生まれだそうで、19歳でマネキン人形会社に就職、

28歳で布の材質にこだわった人形作りを始めたそうです。 

 絵本や映画の人形制作も担当する様になり、個展も開ける様になった、

1983年・46歳で退社し創作人形に専念したのだそうです。

  1991年にはパリの世界の人形・今昔展に招待出展されその後も数々の作品を世に送りだして来たそうで、

71歳になって現代の名工としても表彰されたそうです。 

  人形は、木綿の布を素材として作られているそうですが、

彼等・小さなミューズ達(ギリシャ神話の芸術の女神)が、懐かしいゆとりの時間を与えてくれるそうです。

今回の展示の目玉は、人形に合わせて作られた手作りの小さな小物達だそうで、

小物に合わせ約100体の人形で構成されているそうです。

  学芸員の古屋さんの案内で、人形達の世界をじっくりと鑑賞しました。

   

ミューズの世界をたっぷりと堪能出来たところで、笠雲かかる富士山と、森の妖精達に見送られ河口湖を後にします。  

   

マリオさんに無事に到着出来たところで、

ロビーに飾られた皆さんお手製の吊るし雛・ミューズ達を鑑賞しながら、

ちょっと早いひな祭りとなりました。  

 出だしは生憎の天気でしたが、マリオ倶楽部らしく、

見学の時は雨にも合わず、タップリと芸術の世界にひたる一日となりました。

   
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