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ちょっといっぷく:みさやまヒュッテ  

神社の前は、朝方までの雨でぬれていたので、みさやまヒュッテのテーブルをお借りして昼食となりました。

   マリオさんで用意して下さった弁当をいただきます。 

  会員の方が用意して下さった朝取りのキュウリや、フキの煮物等ご馳走が一杯、

何時もいただくばかりですみません。 

 食事の後は、この辺りは今は色んな花々で一杯なので、あたりを散策します。

グンナイフウロモンキチョウ。 

 ヒオドシチョウ。   モンシロチョウ。   ジャノメチョウの仲間・蛇の目が下羽に。

     蝶も色々いてなかなか名前もおぼえられません。

観音沢へと流れこむ東俣川、昨夜の雨にもかかわらず水量もまあまあ、水も濁ってはいません。 

 この分なら沢下りも大丈夫そうです。 

 東俣川の源流は鎌ケ池になるそうで、ここ御射山のあたりでも結構な水量になります。

観音沢:東俣川

熊出没注意の看板を横目に見て、いよいよミステリーツァーのスタートです。  

 最初に黒い胞子葉のあるオニゼンマイの講義から、先生の講義を聞くのも久しぶりです。

ビーナスラインの橋桁の所には鹿の足跡がいっぱい、コンクリの塩をなめに来るのだそうです。

少し下ると、ミズナラの林へ出ます。 

 秋にはドングリも一杯なりそう、これなら熊が出ても不思議ではありません。  

 そこで先生は笛を取り出しひと吹き、これなら熊にも聞こえそうです。

この辺りは木を切っても運ぶことが出来ないので、長い間手付かずのままの山が残っているそうです。

所々で濡れた木の丸太橋を渡り下へと下りまする。

だいぶ沢沿いを歩く様になり、倒木も増えてきました。

ブナサルノコシカケ。 カツラの大木。  カワガラス・里のものより大きくみえます。

ついに、橋が壊れている所に遭遇。

皆さん、色々工夫して渡渉作戦開始です。

見事な柱状節理の岩肌。   エンレイソウ。

やがて屏風岩に到着。 

最後の沢を渡って対岸へ。 

対岸の崖の上に観音様が見える所に到着。 

   屏風岩千手観音だそうで、ここ観音沢の道は御射山へ続く街道でもあったそうです。  

 鎌倉時代に御射山の武芸競技を行う際に、武将達が競技前に参拝したのは千手観音だったとか。

タニギキョウ。
ショウキラン。

観音様から下への道は良く整備されており、花を見ながら下って行くとやがて観音沢林道に出ます。 

 今回の沢下りはここまでということで、八島線まで林道を歩きます。

御柱の森の入り口までバスが迎かえにきてくださいました。  近くには、クリンソウの群落が。

オオバアサガラ。 クワガタソウ。ミヤマカラマツ。サワギク。

バスに乗る前に良く冷えたスイカをいただきました。  

もうスイカのなる季節になって来たのだなと感じながら、初スイカを美味しくいただきました。

近くには、先日植えられた御柱・ウラジロモミの若木が柔らかそうな若葉を広げていました。 

 この木が百数十年後には、立派な神となつて里に下る姿を思うと考え深いものがあります。 

 鹿除けの網で守られてはいますが、元気に育つてくれる事を願うしだいです。

諏訪大社春宮:あやめ奉献奉告祭

最後は、今日春宮であやめ奉献が行われているということで、春宮によってみることになりました。 

  到着した時は、すでにあやめの奉献も終わって神楽殿の周りは鉢で囲まれていました。  

 あやめ奉献とありますので、以前は田んぼの周りなどに植えられたアヤメが奉献されたのかもしれませんが、

2000年からは地元の東山田あやめ会の方々が畑を借りて栽培してこられたハナショウブが奉献されているそうです。

   花は、畑から鉢に移されて間もないのか、ちょっと勢いがありませんが、すぐに元気な花を見せてくれそうです。 

 入り口にある梶の実もかなり大きくなって、いよいよ夏本番も近そうです。 

 今回も盛り沢山の花旅を無事に終えることが出来たことを、諏訪の神々に感謝してお開きとなりました。

 
 
   
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