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大佛岩。
ラクダ岩。 言われてみるとその様にも見えてきます。

昔の旅人も徒然に、いろいろ名前を考えながら通ったのかもしれません。
甌穴。  花崗岩が水に削られて出来た穴だそうです。 

登竜岩・輝石安山岩が花崗岩の亀裂に入ったものだそうです。

このあたりまで来ると、紅葉の色も大分濃くなつてきました。  
  
トテ馬車が通って行きました。   残念ながら、乗客は居ませんでした。

天鼓林橋・愛のかけ橋。
   
天鼓林、この林でとびあがると、地中から音が響いてくるとか。 
天台山羅漢寺:曹洞宗  
   

次の有明橋を渡って、山道づたいに羅漢寺へ向かいます。 

 羅漢寺の開基は鎌倉時代・天台座主・有金僧都によるそうで、

最初は真言宗の寺で真言密教を基とする山岳信仰の修験道場だったそうです。 

 後に戦国時代になってから曹洞宗になつたそうで、 

  江戸時代になって火災にあい、現在の地に移転したのだそうです。

県指定文化財・木造阿弥陀如来座像・木造五百羅漢像。  

何れも、室町時代のものだそうです。

羅漢寺山全体が修業の場で、三っの岳に小堂を建てそれぞれ

阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来と五百羅漢を三っに分けてそれぞれの堂に祀ったそうですが、

今残っているのは、阿弥陀如来と五百羅漢154躯だそうです。

羅漢寺橋を渡って、再び左岸の御嶽新道へと戻ります。

 

夢の松島:昇仙峡園地  
青空に、覚円峰と羅漢寺山の紅葉が映えます。  このあたりから一挙に人が増えます。

覚円峰と天狗岩。  覚円峰は、澤庵禅師の弟子の覚円が岩頭で座禅を組んだ所だとか。 
180mの岩壁が見事。 

このあたりの紅葉は、ぼちぼち見ごろとなった様です。

最後に落差30mの仙娥滝を見て、バスの待つ上の駐車場へと向かいます。

  滝の上へと続く階段を上ると、金峰山を御神体とする里宮の金桜神社の鳥居が迎えてくれます。 

 金峰山信仰は古く、崇神天皇・弥生時代に疫病を祓う為金峰山山頂に少彦名命を祀ったのが始まりで、

日本武尊命が大巳貴命・須佐之男命を合祀して里宮を造ったのだそうです。

  奈良時代には奈良・金峯山から蔵王権現を勧進して、神仏混合の神社となったそうです。

  昭和30年に焼失する前は、鎌倉時代の国宝の社殿、左甚五郎作の登り降り龍も有ったそうです。

昇仙峡周辺は、水晶の産地だそうで、上の平には水晶店が並び賑わっていました。

  昇玉堂水晶店さんの庭でしょうか、昇玉堂に世界一大きい水晶玉が祀られていました。 

 昇仙峡は水晶発祥の地だそうで、安土桃山時代に、金峰山で水晶の原石が発見されたのが、始まりだそうです。 

 皆さん、水晶パワーを少し分けてもらい、昼食を予定した、荒川ダムへと向かいました。

  仙娥滝駅。  当初はここからロープウエイに乗る予定だったそうですが、奥昇仙峡の探索に変更になった様です。

 
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