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第百四十回自然と歴史探訪[紅葉の昇仙峡を訪ねて]

   
   

御嶽昇仙峡:

前回の信州の紅葉・御嶽山に続いて、今回は甲斐の紅葉を訪ねて昇仙峡へと出かける事になりました。 

   西沢渓谷の紅葉狩りも検討されたそうですが、

出発の遅いマリオ倶楽部ではちょっと無理かという事で、昇仙峡に落ち着いたそうです。 

  今回は、前回とは打って変わって出だしから、素晴らしい快晴となりました。 

   標高760mの諏訪湖の周辺がちょうど紅葉の最盛期に入って来た所で、

最高地点の仙娥滝のあたりが標高680mの昇仙峡ではどのぐらい紅葉しているのか、

ちょっと心配な所もありましたが、素晴らしい天気に期待を膨らませての出発です。

    八ヶ岳には、前日雨を降らせた雲がまだ残っていましたが、それもだんだん上がってきて、

周りの山々の眺めを楽しみながら高速道路を双葉のサービスエリアへと向かいます。 

  ここには最近、ETCの出口が出来たそうで、ここから昇仙峡へと向かう事になりました。  

  昇仙峡は秩父多摩甲斐国立公園にあり国指定の特別名勝に指定され、日本二十五景勝の一つでもあるそうです。 

   金峰山、国師岳を源流とする荒川が造り出した渓谷で、

渓谷を遡る道は金峰山信仰で金峰山へ向かう御嶽新道として江戸時代に開かれたものだそうです。

  今日はその御嶽新道を、上流へと歩きます。

山の景色を楽しんでいるうちに、昇仙峡入口の長潭橋に到着です。 

  この橋は、大正14年に造られたアーチ橋だそうで、今も現役でがんばっています。

  設計荷重も少なく、耐震基準も満たしていないので、懸け換えの話もあるそうですが、

なかなかおもむきのある橋で、残せると良いのですが。

ここでバスを下ります。   

 今日は平日なので、このあたりは観光客も少ないのか、トテ馬車も人待顔で立っていました。

  散策道は、観光客は比較的少ない様ですが、地元の高校の競歩大会がこの道で行われているとかで、

この辺りはかなり賑わっていました。

入口のあたりも紅葉は始まっていました。     

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