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ミソガワソウ。

コキンレイカ。    オオバミゾホウズキ。 

 途中の水場でちょっと休憩。  この辺りも花が豊富です。 
ちょっといっぷく:白馬尻  
   

ついに白馬尻小屋に到着。  ここでついに白馬岳(左端のピーク・2932m)も顔を出しました。

  ここ白馬尻小屋のあたりは雪崩も多く、小屋は、毎年5月に除雪・組立を行い10月に解体するそうです。

  今年も429日の表層雪崩事故で10名の方が亡くなったそうです。 

 例年の御盆休みには、このあたりはテントの花で一杯だそうですが、

今年は震災の影響か、まだ一張りもテントが有りませんでした。

ここから150mほど上の大雪渓ケルンまで行って来てから食事をする人と、

食事を済ませてから登る人に分かれての昼食となりました。 

花は白いが、レイジンソウかな。  
 
ミヤマカラマツ。
   
   

今日の目的地・大雪渓ケルンに到着。  

 8月も半ば近いので、雪渓への登り口はもう少し上になっていました。  

 皆さん登り口まで行って、雪の感触を楽しんでおられました。 

 白馬の大雪渓は、針の木・剱沢とならんで日本三大雪渓の一つですが、

標高差600m・全長3.5kmにわたる最大の雪渓だそうです。 

 白馬岳は飛騨山脈の最北端ユーラシア大陸プレートと太平洋海洋プレートのぶつかり合う所でもあり

地質も複雑で、植生も色々だそうで、このあたりから上部の植物帯は、

国の特定天然記念物に指定されているそうです。 オオレイジンソウ。モミジカラマツ。

  そういえば、日本列島の高山に隔離分布する、ウルップソウ・ツクモグサもここ白馬岳にも咲くそうです。

 

   

ベニバナイチゴ。

訪のあたりでは、ウマノアシガタですが、雪渓の脇に咲くのを見ると、

キンポウゲの方が似合いそうです。

ミヤマキンポウゲが出てくるのはもう少し上の方かな。

白馬尻小屋に戻り、生ビールでいっぷくして山を下ります。ウメバチソウ。 

  下ってみると、結構登ったものだと今日のトレッキングの成果が実感出来ます。

ウメバチソウが咲き出していました。   すでに山は秋近しという所かもしれません。 

 猿倉荘の近くにはキツネノボタンが咲いていました。    これも、キンポウゲの仲間だとか。

   下りで、足に来た人も居られた様ですが、全員無事に猿倉荘に到着。 

  バス停で冷えた西瓜とビールをいただき、元気を取り戻します。

最後は蓮華農産物直売所に立ち寄りお買いもの。  

  お盆も近く、花や野菜を皆さん沢山仕入れておられました。  

  今日はこのところ流行のゲリラ雷雨にも出会う事もなく、ほぼ予定の時間に帰宅できました。   

  今回は花の百名山・白馬岳の高山植物を楽しむ所までは行きませんでしたが、

諏訪では出会えない花達にも出会い、十二分に花々を堪能した一日になりました。

   
   
   
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