3/3

親海湿原:標高750m

 

バイカモ。

食事の後は、親海湿原へと向かいます。  

食事処の源流の湧水は、名水百選にも選ばれているそうで、

清流には、バイカモとクレソンの花盛りでした。     ニワトコの赤い実。

湿原に向かう森の中も植物の種類は豊富です。 先生に教わりながら先へすすみます。

ウリハダカエデとマルバゴマニツケ。  

ゴマニツケは葉がゴマの様な匂いがするそうです。   クモキリソウ。  タラコギカエデ?

お目当てのコオニユリもまだ蕾でした。

色々覚えているうちに、間もなく親海湿原に到着です。

先生の言われた様に今は花の端境期だそうで、湿原に華やかさは見られませんでした。

   
そんな中でも良く見るとクサレダマ・コバギボシの咲きだし、トキソウの咲き残り等がみつかります。

花の終わりそうなミソハギ。     そんな花々を見ながら帰路につきます。

今までもっていた天気も湿原の出口に近づくころには、パラパラと降り出してきました。  

全員バスに乗り込んで出発するころには、土砂降りとなつてきました。  

そんな雨を見ながら、先日諏訪地区でも降ったゲリラ豪雨の話に花を咲かせながら、

最後の目的地、嶺方にある諏訪神社へと向かいました。

雨降宮嶺方諏訪神社:旧県社  
嶺方諏訪神社は嶺方スキー場のすぐ脇にあります。 

 嶺方村の産土神として造られたものだそうです。

神社の境内には立派な杉の老木がありますが、これらは村の指定文化財となっているそうです。 

 なかでも入口にある御神木の大杉は、目通り幹回り8m、高さは38mあるそうで、

樹齢も千年近いのではと言われているそうです。 

  9人でなんとか囲えた様でした。  

 前回訪れた霜降宮細野諏訪神社の御神木の大杉は、目通り10m、高さで41mあるそうですが、

ここの杉は山杉だそうで、細野諏訪神社の御神木よりは枝振りもゴツゴツしており、

なんとも豪壮に見える木でした。   山杉は木も硬く、雪折れにも強いそうです。

   

嶺方神社は、権現造りの様になつている様で、奥の覆屋の中に本殿が納められているそうですが、

外からは見えませんでした。  

本殿は江戸時代初期金原氏の流れをくむ宮大工・横田右近大輔の代表作でもあるそうで、

の指定文化財になっているそうです。  

昔はここで、雨乞いが行われた事もあったそうです。

梶の葉の脚は一本脚、諏訪神社としての古さも表しています。   皆さん、まずは参拝。

右手奥に有った小宮、誰が祀られているのかは分かりませんでした。  

 マリオ倶楽部でも、今から7年前の第9回目に一度ここを訪れていますが、

その時有った桂の大木も今は切り株だけになっており、1本だけが残っていました。

神社を見学した後は、通りの向かい側にある石神を見学します。  

  北安曇地方に多いと言われる大黒天。  7人兄弟の次男坊だそうで、農業の神だそうです。

道祖神の文字碑と庚申塔の文字碑が並んでいました。  

 そのとなりに、時代は大正のものとちょっと新しいものだそうですが、

言われに忠実に刻まれているという事で先生もちょっとお気に入りの青面童子の像塔がありました。 

 それらを先生にじっくりと説明していただきました。

帰りには、こちらに来た時に良く立ち寄るれんげ直売所にたちより、今夜の食材を調達することになりました。

  皆さんそれぞれに、今夜のメニューを頭にうかべながら調達しておられました。

先ほどまで降っていた雨も上がった様ですが、後立山の山並みは厚い雲におおわれたままでした。 

 近くの高瀬橋に立っている犀龍に乗る小太郎が雨を呼んでいるかの様にも見えました。  

 今日一日は、梅雨の晴れ間をぬっての旅となりましたが、

行動中は大降りの雨にあう事もなく盛りだくさんの日程も無事に終える事ができました。 

  自然の息吹がいっぱい、歴史ロマンもいっぱいな一日でした。

   
  目次へ・・・次ページ・・・・戻る