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正面左右の唐獅子。

本堂にはいろんな種類の欄間がありました。 

それぞれの時代を経て守られてきたものでしょうか。  十六羅漢。 

正面の龍。  これは、唐獅子とちょっと違った時代のものでしょうか。  

十六羅漢、これは唐獅子と同じに彩色がされていました。 

山門を兼ねた鐘楼。

イチイの木の宝舟。  樹齢400年だとか。   

 

 

ここで、先生に鐘の説明をしていただきました。  撞座は蓮だそうです。  

鐘についているのは乳頭。     108個あるそうです。

如来の頭の上にあるのは、螺髪だそうです。

下帯は、三本爪の龍。  日本では多いそうです。 

 中国では五本爪の龍は皇帝のシンボルだそうです。  

 屋根の五三の桐と三巴は真言宗の寺紋、中央の九枚笹は何の紋でしようか。

最後に苔の生した道を、下の山門へと下ります。  

途中に葉を虫に食われた紫陽花が並んでいます。 

それをみながら先生に、チベットの人達の虫達とも共生する生活ぶりの話しをしていただきました。 

今日の昼食は、辰野にある荒神山で野草を観察しながらの食事が計画されていた様ですが、

朝からの生憎の雨で中止になり、マリオさんに戻ってからいただく事になりました。

   また、荒神山にある美術館も訪れる予定でしたが、急遽先生が諏訪にまつわる版画を用意して下さり、

マリオ美術館で絵に囲まれながらの豪華な食事会となりました。

諏訪にまつわる版画は23点あるそうですが、今日はその内の18点を見せていただきました。 

 1ケ所で、23種類もの版画の題材にされた所は、全国でも珍しく、諏訪が街道に面しており、

温泉も出て、美人も多く、風光明媚であつたからではないかとの事でした。 

横山先生秘蔵版画展:諏訪編  
 
三代広重・日本名産・諏訪湖ヤッカ漁。

八目うなぎとあるが、太平洋へ流れる川には八目うなぎは居ないそうで、日本海に流れる川にいるそうです。

和田塩尻峠の合戦図・実際は水戸浪士と諏訪・松本藩の戦だそうですが、

当時は世をはばかって勝頼との戦という事にしたのだそうです。

   
   
 
   
   
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