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ザゼンソウ。 

コバイケソウは乾燥地、バイケソウは湿地に生息するそうです。 

ハナノキがちょうど花を付けていました。  サワオグルマ。

赤く垂れ下がっているので、雌花かもしれません。 

 岡谷の八幡神社にあるハナノキは、黄色い花が咲くイタヤカエデですが、

こちらは赤い花のハナカエデだそうです。 

 ハナノキは愛知・岐阜・長野の3県にだけある木だそうで、

長野では飯田以南・木曽南部にあるそうですが、何故か居谷湿原に隔離分布しており、

ここが北限とされているそうです。   

また絶滅危惧種になっており、愛知県では県花になっているそうです。

先生のハナノキの説明を聞いていると、ウグイスが鳴き出しました。  

 ウグイスの谷渡りは、子供が近くに居て、巣に近づくなと言っているのだそうです。  

また、ウグイスは笹で巣を作り、中に残った糞の香りはとてもよいものだそうです。

サルマメは、黄色い花が咲くそうで、秋にはかわいい赤い実がなるそうです。

ヤマドリゼンマイ・オニゼンマイ。

ゼンマイの仲間には、他にゼンマイ、シロヤマゼンマイ等があるそうです。 

 それに、シダが混じってくると種類も多く名前もなかなか覚えられません。

 

ミツガシワ。

 

 

 

 

居谷里一番水。

折り返し地点のあたりまで来たら、雨も上がり日も当たってきました。

しばらく行くと、ミツガシワが近くで見れる木道がありました。  

 花もまだ、多少残っていました。

湿原を一回りして帰ってくる頃には、天気も大分快復してきましたが、

残念ながら鹿島と爺ケ岳の山頂は顔を出しませんでした。

昼になりましたが、次の松本のアルプス公園で昼食という事になりました。

今日の昼食は、高速道路を通るたびに眺めていた、塔のあるアルプス公園に上っていただく事になりました。

南駐車場に着いた時には、何処かの幼稚園の遠足のバスが数台止まっており、

ちょうど皆さん帰る所に出会って公園も大賑わい。  

 子供達がいなくなったら、塩のひいた後の様にあたりも静かになりました。  

風がちょっと強かったですが、日当りの良い所に陣取って、

マリオさんで用意して下さったオニギリをほおばります。  

アルプス公園:

食事の後は、何時も下から眺めていた塔へ向かいます。   

 塔は、山と自然博物館にある展望台だった様です。    

塔の下の2階までは、博物館の展示場になっていました。 

展示室は、有料だが展望台は無料だとか、今回は時間も無いので、5階の展望室へ直行です。

展望台からの眺めは抜群、今朝眺めてきた北アルプスの山並みが広がります。

雲に隠れていた鹿島槍もやっと顔を見せてくれました。

鉢伏山から三峰、美ケ原へ続く山並みも良くみえます。  

 ちょうど松本空港にやって来た飛行機の着陸もよく見えました。 

 しばし眺望を楽しんだ後には、公園を散策しながら東入口駐車場へと向かいます。動物とのふれ合いの場もありました。小鳥と小動物の森を見物です。

水鳥の広場には、小白鳥と雁の仲間がいました。

公園はかなり広く、道に迷いそうになりながらどうやら最後の橋を渡って東の駐車場に到着です。

  バスはすでに、南の駐車場からこちらに回って待っていてくれました。  

 雪形は、ちょっと遅く、天候も北信側の半分は、今一つでしたが、

沢山の花達にも出会え楽しい一日となりました。

 

   
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