2/3

素晴らしい北アルプスの山並みを眺めながら、山の説明をしていただきます。

そして向かった払沢の巨大石碑群。

 

大きな石碑も小さな台石でささえられています。 

 これで、長年地震にも耐えてきた様で先人の知恵はたいしたものです。

 左の蚕玉神社で430cmの高さがあるそうです。

御射山深叢寺:臨済宗妙心寺派
   

塔上の延命地蔵菩薩。

参道の入り口に、色んな石仏、石碑が集められています。 その中に守屋貞次作の十三仏が有りました。

初七日から33年忌までの供養仏事に当たる仏・菩薩をあらわし、

死後の仏事を先に自分で営む逆修仏事として作られたものだそうです。 

 台石の正面は、不動明王・釈迦三尊、左は弥勒菩薩・薬師如来・観世音菩薩・勢至菩薩、

右は阿弥陀如来・阿閃如来・大日如来・虚空蔵菩薩が刻まれているそうです。  (村指定有形文化財)

参道の中間にある山門。

山門横の桜の脇にも立派な石仏がありました。 

 台石の正面は弥勒菩薩、左側面は楊柳観音、右側面は延命地蔵が彫られていました。 

  守屋貞次のものより古いものだそうです。

深叢寺には、もう一体守屋貞次の石仏があるそうで、

お寺の奥様に庭の中にある石仏まで案内していただきました。

  石像は弁財天で、守屋貞次の67番目の作品だそうです。  

 像は八臂像で、村の有形文化財に指定されているそうです。 

  弁天様は、インドの河神だそうで、後に農業神とされ、

鎌倉時代には七福神の一人にも入れられたのだそうです。

 

高島藩の開発政策として、御狩神事の場とされていた所に、新田開発が進められたそうで、

二代目藩主・諏訪忠恒は原山新田、穴山を拓いたそうです。

  ここ深叢寺は忠恒の菩提寺として造られたものだそうですが、明治に入って寺は焼けてしまったとか。

  しばらくは無住の間もあったそうですが、平成5年に現在の本堂が再建されたそうです。 

 本堂には阿弥陀如来が居られました。

庫裏の入り口にスズメバチの巣。

庭にあったサルナシの実。

最後には、御住職も来てくださいました。

臥龍公園:臥龍遺跡
薬師堂。

次の訪問地は、ヒメバラモミの木があるという臥龍公園です。

臥龍遺跡への入り口に立派な十三仏供養塔が立っていました。

古い公園碑。

ここには、縄文時代中期の集落遺跡があった所だそうで、第11号住居跡に竪穴式住居が復元されていました。

公園には、出征軍馬の碑もありました。 

 支那事変以降大陸に出征した軍馬の追悼碑だそうで、国内でも残っているのは少ないそうです。

ヒメバラモミの大木。

ヒメバラモミは日本特産の常緑針葉樹で、最終氷期の化石は日本に広く分布しているそうですが、

生存しているのは何故か、八ヶ岳、南アルプス北部、秩父山地の標高10002000mのあたりにだけだそうです。

ここ臥龍公園のヒメバラモミは、樹齢推定400年でここいらでは最大のものだそうです。

(原村指定天然記念物)   

大木の下で、先生に木の生育について説明していただきます。   

木は水を芯で上げて、皮は葉で出来た栄養を下ろしてくる役割があるそうです。

 
  目次へ・・・次ページ・・・・戻る