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護摩堂(村指定文化財)。護摩堂では、6月から年末までの縁日には、毎月護摩供養が行われるそうです。

江戸時代中頃までは、ここより1.5kmほど上がった坊平に本堂があつたそうですが、

それ以降は現在の地・里寺に寺は移されたそうです。

  最後に、先生のお経に合わせて合掌。

参道に建つちょっと古そうな宝篋印塔。        

今日の昼食は、最後の訪問地の修那羅峠へ向かう途中にある、

お蕎麦屋さん・「さかい」さんで新蕎麦をいただきました。(近くには、草湯温泉・冠着荘がありました。)  

  大勢で一度に押し寄せたわりには、あまり待つこともなく、

お茶と皆さんご持参のイナゴにハチノコそしてデザートのブドウ等をいただいている間に食事の用意も出来ました。

  隣には、農産物の直売場もあつて、さっそく皆さんお土産の買い物も済まされた様でした。  

 雨も小休止の様で、周りの紅葉が一段と映えて見え出します。

修那羅山安宮神社:石神仏群
県道を右に曲がり、ちょっと細い峠道を登っていくと、神社の駐車場に出ます。ここから先は車が入れません。

修那羅峠は、板井村(安坂村)と青木村(田沢村)の間の舟窪山にかかる峠で、

かっては安坂峠と呼ばれていたそうです。 

 そこには、戦国時代から大国主命を祀る祠があったのだそうです。 

 幕末になつて、越後・妙高の修験者・修那羅大天武が行場としてここに住み着いたのだそうです。 

 最初は舟窪社としていたそうですが、明治なってから、修那羅山安宮神社の称号をもらったものだそうです。

  峠の名前も修那羅様への道という事で、修那羅峠となったのだそうです。  

 参道を行くと、最後の石段を上り拝殿の前に出ます。 拝殿の屋根にあるのは、修那羅大天武の像。

ここは、人気があるのか、青木村側から登って来た一団に出会いました。 

 社務所にも人が居られる様で、オデンの煮える良い臭いがしてきました。

安宮神社本殿。

修那羅峠は、井出孫六の日本百名峠にも選ばれた峠だそうで、

ここにある数百体の石神仏で有名なのだそうです。 

 安宮神社の拝殿にまず御参りして、拝殿と斎殿を結ぶ渡り廊下の下をくぐって、神社の裏へ出ます。 

 そこには、山の斜面にそって、幾体もの石神仏が並んでいました。 

 心の病を癒し、庶民の願望に答えてもらったお礼として、信者によって奉納されたものだそうで

、色々な神、仏が渾然と並んでいます。

平家武者の対神像。(大銃皇神・大切皇神)
   
桑の枝を持った蚕神。

 猫もいました。         ブナの木の根元に地蔵尊。

幹の穴には、ブナ観音が有ったそうです。  見落としました。

修験者の神・不動明王(大日如来)も幾体かありました。   子育地蔵。 御地蔵様も多いです。

獄門首の様な頭神もあります。

色んな神・仏に見送られ、最後は舟窪山の紅葉を堪能しながらの帰宅となりました。

  帰宅時間も3時ちょっと過ぎと予定より早く、雨の一日でしたが、なんとも盛り沢山の内容の一日でした。

   
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