1/3

第八十五回自然と歴史探訪[山彩る麻績村・重文の旅]

修那羅峠の石仏。

 

麻績神明宮:伊勢神宮内宮の神領の惣社

今日の最初の予定は、紅葉の米子大瀑布の探訪でしたが、

昨日からの雨がぬけず朝から生憎の雨降りで取りやめと言う事になりました。   

そこで、急遽次回に予定されていた、麻績村の探訪という事になりました。  

 高速道路を彩るヌルデの見事な紅葉を見ながら今日の予定を説明していただき、麻績のインターへと向かいます。

   最初の訪問地は、麻績神明宮です。   

バスは近くのみたらし温泉の駐車場に止めさせていただき、ちょっと先の神社へと向かいます。  

  麻績村は、善光寺街道に面しており、飛鳥時代に高麗の麻布を織ることを職とした人達の里として開けたそうで、

平安時代末期になると信濃の土地はほとんどが荘園にされており、

ここ麻績は伊勢神宮内宮の神領として麻布を伊勢神宮に献上していたのだそうです。   

麻績神明宮は、神領の惣社として平安時代の末期に創建されたのだそうです。 

  建物は、拝殿、本殿、仮殿、神楽殿、舞台の五つが残っており、何れも江戸時代のものだそうですが、

国の重要文化財に指定されている建物だそうです。 

 元気の良い人は、ちょっと濡れて滑りやすい下馬橋を渡って境内へと入ります。

境内で最初に我々を迎えてくれたのは、今年生まれたばかりという蝦蟇君と、

樹齢が800年以上といわれる大杉です。   

大杉は、村の天然記念物にも指定されているそうです。   

大杉の横で、先生から神社の説明をしていただき、拝殿へと向かいます。

  目次へ・・・次ページ・・・・戻る