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戸隠神社中社:戸隠山顕光寺中院  

中社は、最初の宝光社と奥社の中間にあり、天照大神のこもった天の岩戸を開ける為に、

岩戸神楽を創案した天八意思兼命が祀られた神社だそうです。  

 最初の石段を上った所に、御神木の三本杉がのありました。  

 石段の上の杉は三本に分かれているので、この杉を三本杉というのかと思っていましたが、

どうやら、鳥居を中心に前の二股に分かれる道をはさんで、三角形に植えられた大杉がある様で、

これを称して三本杉と呼んでいる様です。  

 三本杉には、人魚の肉を食べて死んだ三人の子供を供養する為に植えられた

という百比丘伝説もあるそうです。   三本杉は市の天然記念物にも指定されているそうです。

中社の境内には、樹齢700年以上とされる大杉がありました。  

 杉は、古木になると葉が小さくなり、塊を作る様になるそうで、

その趣きが良いと先生は眺めておられました。

中社も宝光社と同じ、権現造りの建物でしたが、こちらは昭和になってから火災にあい、

新しく構築されたものだそうです。  

 飾りの彫刻も少なく、戦後の再建のためか質素ですが、なかなか趣きのある建物でした。  

 ここも、神楽の神様らしく、手前が神楽殿になっていました。  

12月と2月以外は、毎月中社、宝光社中心に太々御神楽が奉納されているそうです。

横山先生に礼拝のやり方を教わりながら、再度御参りをします。

戸隠神社の社紋は、十六八重菊とこの鎌卍。  

鎌をかたどったものだそうで、戸隠神社が古くから豊作、水の神とされてきたことによるものだそうです。 

    又、龍の天井絵は、江戸末期の狩野派の画家・河鍋狂斉の作だったそうですが、

昭和17年に焼失最近になって、当時の絵葉書を元に再現されたものだそうです。

中社には、新しい御神輿がありました。

今日の昼飯は、奥社参道の入り口にある、「なおすけ」さんでお蕎麦をいただきました。

  どうやら、心配の雨にも遭わずにすみそうで、食事の前にまずは乾杯。  

   今日、一番の人気メニューは食事の後の、熊笹ソフト。  

  ボケ防止にも効果ありとか、なかなかの人気でした。

戸隠神社奥社:    

シラヒゲソウ。

食後は奥社へと向かいます。

森林植物園脇の参道は、平坦な道ですが道の脇には、

南信ではあまり見かけない、色んな花達が迎えてくれます。

最初に眼についたのは、南信ではあまり見かけない花で、シラヒゲソウだそうです。

ガンクビソウ。 煙管の雁首だそうです。

モトグロ。 正式名は何というのでしょうか。

随神門。   

参道の中間あたりまで来た所に、随神門があります。  

 最近、修復が終わった所の様です。  門の中には、右大臣、左大臣の像が参道を守っていました。

  明治以前のこの門は、随神門だったのでしょうか。 

門を過ぎるとそこからは一転、杉並木の参道となります。  

 徳川家康によって植えられた杉だそうですから400年はたっている杉並木です。  

 幹の捩れ、の右巻き、左巻きの見方を先生に教わりながら進みます。

(右手で巻ける方向が左巻き、左手で巻ける方向が右巻きだそうです。) 

ブナの実。 トチの実。

レイジンソウ。     シキンカラマツ。

戸隠神社奥社の本殿は、戸隠山の断崖の下にありました。 

  建物は、最近造られたのか、鉄筋造りの山小屋風の建物でした。 

  もっともこのあたりは冬は雪で屋根まで潜ってしまう様で

このぐらい頑丈にしないと持たないのかもしれません。   

ここに祀られているのは、天手力雄命という、雨の岩戸を開けたとされる神様だそうです。  

 神社の後ろの戸隠山は今日は雲の中、顔を見せることはありませんでした。

九頭龍社:    

九頭神社は、奥社から一段下がった平らにありました。  

 天の岩戸に関係する神々が来る前からこの地にあった地主神の九頭龍大神を祀ったものだそうです。  

  そういえば、戸隠連峰には、九頭龍山というのも入っていました。

帰りは、来た時と同じコースで戻る事になりました。  

 途中、来る時に見つけておいた野菜売りのお店で、お目当てのトウモロコシを買う事になりました。  

  今晩は、皆さん美味しいトウモロコシで一杯飲めそうです。

お買い物も、最後の停車場所、梓川のサービスエリアで終わりです。

この頃は、すっかり晴れて青空も見られました。   

今年のマリオ倶楽部は雨に遭う事が多い様ですが、これからは戸隠神社のご利益で、

天気になる様願うしだいです。

   
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