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赤いのは、ハッチョウトンボの雄、黄色いのは雌だそうです。   1円玉ぐらいのかわいいトンボです。

ハラビロトンボ。

伊那市考古資料館:

次に向かったのは、羽広観音として知られる仲仙寺です。 

  仁王門を通って境内に入った左側に、伊那市考古資料館がありました。  

 まずは、ここに立ち寄っての見学です。 

縄文時代・石棒。  男性のシンボルだとか。
   
顔面把手・縄文土器の取っ手。
   

入り口のホールには、伊那谷で出土した場所を時代別に示す表示板がありました。 

 縄文土器の出土場所を見ると、赤いランプが一杯なのにビックリでした。   

 入り口で、展示室は二っに分かれる様で、片方は中央自動車道の発掘調査で出土したものや

伊那市独自で収蔵したものが展示されており、

もう片方は仲仙寺絵馬等の歴史資料が展示されていたようですが、

今回は出土品の方だけ見ただけで終わりかと思って出てしまいました。

羽廣山仲仙寺:天台宗  
   

仲仙寺の最初の入り口は、注連縄で飾られた「カンジョウヅリ」(十一面観音の名前を記した木札)

の神願様から始まります。

仁王門の近くまで上って来ると、道端に大きな道祖神が建っていました。

仁王門は江戸時代に建て直されたものだそうですが、ちょっと小ぶりですが趣のある建物です。 

 入り口には羽広山の立派な額がかかっていました。 

  この建物も古くなったので、この仁王様が県宝に指定された事もあり建て直しが検討されているとか、

ちょっともったいない気もします。

木造仁王立像(県宝)。  左・那羅延金剛。   右・蜜迹金剛。   

室町時代に、運慶流十代目の七条大蔵卿康忠によって造られたものだそうです。 

  寺の御住職によると岡谷の照光寺の大日如来を刻んだのもこの人だそうです。

閻魔堂。   ここで横山先生に閻魔裁判の話をしていただきます。 

  裁判官は閻魔様の横並ぶ九人を合わせた十王によって行われるのだそうです。  

 地獄行きの判決を受けた人は、一段下にいるソウツカバアサンに身包みをはがれ、

三途の川に流されるのだそうです。  

 すると、最上段にいる六地蔵が救いを求めるものは川から拾ってくれるのだそうです。

左端の二つの小さな石ころの様なものは、さらし首だそうです。

馬の観音と言われるだけあって、馬の像も立っていました。

五三の桐の寺紋が迎えてくれます。 

   
   
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