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まずは、横山先生の観音堂の説明をききます。  

それから、正面の彫刻の説明を聞きながらのと建物の構造のおさらいです。 

正面、虹梁の上に龍、奥には鳳凰、懸魚には菊をあしらった立派なものです。

軒は扇二重垂木、先の方は平行二重垂木。   釘はほとんど使われておらず、人見戸の所だけだそうです。 

木鼻の正面が唐獅子、側面が獏。 獏の鼻の皺の数が7本なのが立川流の特徴で、大隈流は59本。

立川流の合理的に加工された柱。  見える所は円、床下は素材のままに近い角。

屋根の正面は唐破風、横は千鳥破風。  軒桁は3層に張り出していました。  法隆寺は7層だそうです。

本堂: 宝珠閣

 
神武天皇・立川湘蘭作。

雨の中、備前和尚がわざわざ出てきて、説明をしてくださいました。   感謝、感謝。新築された立派な本堂。 

 入り口の彫刻は大隈流。 本堂内も案内してくださいました。

本堂にいたる廊下には、立川流一門の彫刻、殿様の絵、

郷土の作家の彫刻等がずらりと所狭しと並んでいました。   

諏訪五代藩主・忠林(タダトキ)の作・七福神之図。 その他、七福神関連の作品がかなりありました。

硬い梅の古木で作られた松。   四代富昌の寿老人・和尚自慢のお宝です。 

ここで、時間切れ。

 

 

臨江山温泉寺:臨済宗  

 

 

次に訪れたのは、諏訪の温泉寺です。  

ここは、諏訪藩主の廟所として、二代諏訪忠恒によって創られた寺だそうです。  

この門は、明治二年の火災の後、高島城の大手門を移築したものだそうです。   

雨は、まだやまず傘をさしてのお参りとなりました。

梵鐘・織田軍の武田攻めの時、織田信忠が伊那安養寺から引いてきたものだそうで、擦り傷が多く見られます。   

諏訪にある鐘で古いもので残っているのは、この鐘と慈雲寺の鐘の2っだそうです。  

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